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「個性」が出る瞬間って...?

シェアスタジオにはたくさんのカメラマンや被写体達が集う。

こだわりの機材を揃えて静かに待つカメラマンもいれば、今日を待ちわびていたのかに楽しく大声をあげて話し出す被写体達もいる。まるでテスト会場のように見えた。

誰かに見られているかもしれない不安に潰されるかもしれない。その中でも負けない!と思えるところが「個性」だと私は思う。

今日撮影した2buan(つぶあん)氏のお話。

とろたんの撮影スタイルは基本「提案」。
被写体のポーズをとる「リズム」に合わせてパシャパシャ撮るのではなく、私からほぼその子に似合いそうなポーズをやって見せてそれを1枚1枚撮影していく。

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つぶあん氏がいい写真だ!とOKサインがでる瞬間があって、それは人差し指がピン!と伸びてスッキリした表情になるので、その瞬間を狙っていく。
しかし今日のカメラに映る彼の様子はなんだか違うぞ...?

話によると撮影前日に仕事で大変なことがあったらしい。そうかそうか。
そんな時、私はこんな「提案」をした。

「表情かたいよ!何か楽しいことを考えて!!そうそう!!」

人の考えていることは少なからず表情に出る。だからまずは楽しいことを考えよう!!と教えたのであった。

最初はえー?って思っていたが、次第にどんどん考えていくうちにそれがいつの間にか楽しいことがホンモノになっていったのであった。

あの時は誰にも負けない「個性」を掴み、ストロボを浴びて一番輝いていたのは間違いない!100点満点!

もし掴みたい「個性」があるならなりたい自分を想像して動いてみよう
それがきっと自分のものになるから。

最後まで読んでくれてありがとう!

KMNZ LITA:2buanさん カメラ:とろたん

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