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カナダで住宅購入

カナダのTax リターン(確定申告)の締め切りが近づき、2021年を改めて振り返りました。

2021年はリモートワークが長期化し、より広い住居スペースを求めて郊外へ出て行く人が増えました。さらに住宅ローンの低金利が続いた事により、2021年は住宅購入ブームが起きました。私達もこのトレンドに乗り、昨年住居を購入しました。このポストでは購入に関連する少しの内容を私の経験に基づいて紹介します。更に詳しく知りたい方は会計士やCRA(canada revenue agency/政府機関)へのご相談をおすすめします。

First time home buyer’s credit
カナダで初めて住宅用物件を購入する場合、その年の確定申告の際に$5000までの返還があります。この税金対策を利用する条件としては、過去4年間に自身、もしくは居住するパートナーのどちらも所有する家に住んでいなかった事などがあげられます。

RRSP withdrawal/Home Buyers' Plan (HBP)
またカナダでローンを組んで、住宅用物件を買う際は、日本と同じで頭金を用意する必要があります。その際の特例として、初めて住宅物件を購入する際に、購入者のRRSP(登録退職貯蓄プラン)からの現金引き出しが可能性になります。引き出し額が$35,000以下の場合は所得税が免除になります。気を付けておきたいのは、RRSPから引き出した額は15年以内に自分のRRSPに返済する必要があります。

そもそもRRSPとは?
RRSP(Registered Retirement Savings Plan)は、自分で申し込み、登録をする退職貯蓄アカウントです。 銀行、投資機関などでアカウントが作成できます。RRSPアカウントを使用して貯金や投資をするためにお金を預ける事でRRSPに預けた額をその年の純所得から差し引くことで、その年の税金を低くする事に利用します。退職後はこのアカウントから貯蓄を引き出し、所得税が低くなった時に収入として扱われるので税金対策としても使用されます。

今年は、インフレを抑えるため金利上昇により、住宅ローンの金利が上がりました。将来カナダで住宅購入を予定している方は、早いうちから銀行とアカウントにご相談をするのをおすすめします。



参考: 
https://www.canada.ca/en/revenue-agency/services/tax/individuals/topics/about-your-tax-return/tax-return/completing-a-tax-return/deductions-credits-expenses/line-31270-home-buyers-amount.html

https://www.canada.ca/en/revenue-agency/services/tax/individuals/topics/rrsps-related-plans/what-home-buyers-plan/participate-home-buyers-plan.html

https://www.canada.ca/en/revenue-agency/services/tax/individuals/topics/rrsps-related-plans/what-home-buyers-plan/repay-funds-withdrawn-rrsp-s-under-home-buyers-plan.html

https://www.canada.ca/en/revenue-agency/services/tax/individuals/topics/rrsps-related-plans/registered-retirement-savings-plan-rrsp.html

https://www.canada.ca/en/revenue-agency/services/tax/individuals/topics/rrsps-related-plans/registered-retirement-savings-plan-rrsp.html

https://www.canada.ca/en/revenue-agency/services/tax/individuals/topics/rrsps-related-plans.html

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