【特集 カナダの“なぜ”に迫る】 トロント大学が東京大学より世界大学ランキングで上位！？なワケ

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■新年号の特集企画「特集 カナダの“なぜ”に迫る」から

“トロント大学が東京大学より世界大学ランキングで上位なワケ”を紹介します。全文はこちらから読めますので、気になった人はぜひご覧ください。

毎年11月に発表される世界大学ランキング。今年もアメリカ・カナダ・イギリスなどの大学が上位を占めた。カナダのトップ校であるトロント大学は今年もまた、複数の大学ランキングでトップ20に入るか入らないかの地位を保っている。

一方で、日本の大学の中で常にトップの地位を保っている東京大学は「Times Higher Education2019」の世界大学ランキングで42位、「U.S. News」の世界大学ランキングで62位タイなど、いまひとつ順位が伸びないのが現状だ。

■イギリスのタイムズ誌から独立した教育情報誌Times Higher Education

最新の2019年度のランキングではトロント大学が21位、東大が42位。「論文の被引用数と国際性」では、両基準においてトロント大学が30点以上の大差で東大を上回っている。被引用数とは他の論文でその大学の研究が引用されている数を意味するので、研究の影響力とも捉えることが出来る。実際、歴史的にも有名なインスリンの発見を始めトロント大学で行われた研究の多くは世界的にも影響力が高い。現在でもAIの研究の最先端を行くなどそのスピードは衰えることを知らない。
しかしながら、五つの評価基準のうち教育環境など三つにおいて東大がトロント大学の上をいっていることにも要注目だ。

■アメリカのメディア会社U.S. News & World Report

トロント大学が大差をつけて上位に選ばれており、中でも注目したいのは論文の出版数（Publications）、研究の影響力（Citation Impact）、被引用数（Total Citations）など六つの基準。こちらのランキングではTimes Higher Education以上に差が広がり、トロント大学が20位なのに対し東大は62位タイと出遅れている。

■ちなみにトロント大学の学生満足度を見てみると意外な結果が・・・

カナダ専門の大学ランキングを公表している「Macleans」は昨年10月に最新の「学生満足度ランキング」を公開。順位は次の通りだ。
その結果を見ると、そう、トップ10にさえもトロント大学は入っていない。それどころか、ブリティッシュコロンビア大学とマギル大学も含むカナダのトップ３が一つも入っていないから驚きだ。つまり、学校の知名度や研究成果と学生の満足度は比例しないのかも・・・。

■まとめ: 世界のレベルは高かった！

カナダのトップ３の大学は世界でもトップ50以内の順位を保っているのに対し、日本のトップ３の大学は最上位の東京大学のみトップ50以内だ。これから先、国際化が進むにつれ日本の大学にも海外からの留学生や教員が増えることだろう。それに伴い、日本の大学の教育システムも変わってくるのか、これからも注目していきたい。

全文はこちらから読めますので、気になった人はぜひご覧ください。

参照：
THE: timeshighereducation.com
US News: usnews.com/education/best-global-universities/rankings
Macleans: macleans.ca/education/university-rankings
東洋経済: toyokeizai.net/articles/-/165818?page=2