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筋肉のその先を考えてみたら、コロナにつながった


筋肉はどこまで行っても筋肉でしかない。

筋肉が自ら動いて、何かをしてくれるわけでもないし、
我々が、そうするように働きかけるわけでもない。

ならば、我々はなぜ、あそこまで、筋肉に心を躍らせ、熱狂するのだろう。

ある人は筋肉の鼓動をまるで壮大な音楽を奏でているメロディーのように捉えたり、
ある人は筋肉の造形に人類が求めた究極の美を見いだしたりする。

つまり、
筋肉とは、人類の可能性を広げるものとして捉えた方がいいのではないか。

そして、
人類の可能性を広げる為に筋肉をつけたいと我々はそう考えてしまう。

しかし、その思考は非常に残念であり、筋肉の本質を捉えていないのだ。



では、筋肉の本質とは何なのか?

例えば、
我々には、体操選手は筋肉があるというイメージを持っていると思う。

体操選手には体操をうまくなるという目的があり、その目的達成のために日々練習に励んだ結果、あの美しい肉体を手にいれたのだ。

また、サッカー選手だって同じだ。前半と後半を入れて、90分という長い時間、グランドを駆け巡り、試合に勝つという目的がある。その目的を達成するために、努力を続け、柔軟でしなやかな筋肉を手に入れている。

つまり、
筋肉は、何か目的を達成する為に努力した結果の副産物なのである。

なにが目的でなにが結果の副産物なのかを忘れてはならない。

しかし、ここで
ボディービルダーはどうなんだと疑問を呈する人がいるかもしれない。

一見すると、ボディービルダーは筋肉をつけることが目的となっているようにみえるが、それは違う。

彼らの目的は人体の肉体美を極めることにあって、ただ単に筋肉をつければいいと言うことではないのだ。

つまり、彼らも、その目的を達成するために、努力した結果の副産物として、筋肉を得るのだ。


やっと、ここまでで筋肉の本質が見えてきたと思う。

では、ここからが本題である、筋肉のその先について考えてみよう。

まずは次の文章を読んでほしい。


ドッドッ、
ドッドッ、ドッドッ、
ドッドッ、ドッドッ、
ドッドッドッ、ドッドッドッドッ、、、、
高鳴る心臓の鼓動、、、、
これに伴う血流が全身に駆け巡り、筋肉に生命を与える。

あ~、なんと気持ちいいことだろうか、
まるで筋肉が自分の奥底にしまい込んでいたものを引きずり出し、活力を与え、私を震え立たせてくれるようだ。


この文章は、筋トレをしているときの心情を言葉に表したものである。

ここでは筋トレを行うことで、筋肉が産声をあげ、我々に活力を与えてくれている。

つまり、少し強引かしれないが、
筋肉のその先とは、精神的にプラスに働くことにあると考える。

今の時代、コロナで自粛が続いているため、家にいる時間が増え、一人で悩み込み、ネガティブに物事をかんがえてしまうことがあるだろう。

そんな時代だからこそ、筋肉が必要なのである。

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