想定外だらけの2人目妊娠生活開始
さて前回、2人目不妊治療の実際についてnoteを書きました。
『妊娠出産は奇跡』を痛感する2人目妊娠生活が幕開けしたのですが、想像を超えていました。※目次で怖くなりそうな方は読むのをやめてくださいね。
妊娠超初期〜早々に悪阻、まさかのトラブル発生
さてありがたいことに『着床しましたね』と判定日を迎えた私ですが、第一子でも早期に出血を起こすなどしていたことや流産率は年齢とともに増加していたため手放しでは万歳とはいえない気持ちでした。嬉しい、けど喜びすぎはだめだめと思っていました。
夫氏に関しては反応が薄く(今思うと疲れすぎて&将来のお金事情を深く考えていたんですけど...)いかんせんわんぱくな怪獣さんと一緒に生活を回すために走り回って必死の毎日!
しみじみ噛み締められた大人だけの生活だった1人目の妊娠発覚時との違いがありすぎる!
悪阻がやってきた
職場にはいつ言うかな、クリニック卒業してからかな...と思っていましたが、早々にやってきた悪阻に早々に報告しないとダメだと判断。
今回の悪阻は食べ悪阻と眠気と倦怠感。
第一子の時は食べ悪阻と吐き悪阻だったことを思うと病院勤務中に吐きまくるのは困る事態であったので、まだマシかなとは思いましたが...
いかんせんデスクで寝たり、お菓子やおにぎりをひたすら食べるのは流石に目立ちすぎます。(所属部署はそれが可能だったのが救いでした)
さらにウエストを締め付ける服がことごとくしんどくなってしまい、まだ同僚にバレるわけにはいかなかった私はウエストのゆるい服やマタニティと見えないズボンを着て出勤、通勤もしんどくて堪らなくなったためなんとかマタニティマークを電車内だけカバンの表に出して座りつつ電車の外で同僚に会いそうな場面ではカバンの中に隠しました。
隠密しつつですが、制服のウエストゴムの締め付けがどうしようもなくしんどい。制服ゆえ改造もしようがない。
不妊治療は上司には報告していたので、ひっそりと妊娠6週の初期ではありますが上司のみに妊娠報告しました。そして制服は総務課で変更してもらいました。
さて2人目妊娠ということで、怪獣さんのお世話に朝の電車へのダッシュなどバタバタ生活であったのでおそらく早々に切迫早産とかで入院も下手したらあるだろうな...と思っていた私ですが...。
出血の始まり
上司に報告したまさか翌日の勤務中に腹痛に第一子妊娠時と比べものにならない生理と同じ程度の出血が出現しました。
『流産か...!』とヒヤヒヤしつつ、早退させてもらいクリニックを受診しました(幸い午後診療をしている日で助かりました)
前日にも実は薬の継続と経過観察のために受診していたのですが、たまたま同じ医師が診療してくれてホッとしました。
すると『子宮内に血腫ができているけど、赤ちゃんは元気ですよ』とのこと。
確かにエコーを確認するとまぁまぁなサイズ(赤ちゃんの胎嚢より大きい)の液体が溜まっています。
この時期の出血はよくあると話していた医師も顔が険しい。
止血効果があると言われるので、と追加でホルモン剤の投与と処方をもらい、1週間の自宅安静指示が出ました。(ホルモン剤投与も期待程度とのことでしたが...)妊娠中って安静以外対策が取れないこと多いですよね...
さて早速困るのが安静中の怪獣さんのお迎えです。
ここで悩んで、頼んだのが母のヘルプ。
今思うとファミサポやシッターさんを不妊治療時〜この時点から外注を活用すべきでした。
繰り返す出血、そして入院
自宅安静の難しさ
休むにあたって書いてもらった診断書にて『絨毛膜下血腫』との病名に、初めて見たなと調べたのですが、治療は基本安静とホルモン補充等々もあるとの記載。
体外受精でホルモン補充周期での移植は出血が多いとの報告も見かけました。
さて自宅安静しながらも怪獣さんのお世話は帰宅の遅い夫氏は戦力外で、どうしても私が主体となります。
抱っこ抱っこの怪獣さんに『ごめんね、まんまお腹から血が出てるからお医者さんから抱っこしちゃダメと言われてるの。代わりにぎゅーするね』と説明して繰り返す&実際にお風呂の際の出血を目にして理解したようで、
『まんま、血が出てるからダメー?』と言ってくれるまでに。すまないね、我慢させて...
悪阻もありながら仕事と育児をしていたのが相当きつかったのだなと痛感しながらの自宅安静、夕方からは安静に気をつけていても多少はお世話に動くことになります。
流石に無理だと感じてファミリーサポートとシルバーさんにサポートの依頼を出してマッチングを待つことに。
大量出血、そしてクリニックの卒業
そんなこんなしていると、再びコアグラ混じりの大量出血が出てしまいました。大きなコアグラが出た時点でもう恐怖でしかないものの、慌ててキャッチして出血以外がないか確認しました。どう見ても血の塊、ということで悩みつつもトイレに流し、翌日受診へ。
対処方法がもう安静と止血剤とホルモン剤しかなく、今MAXで対応しているだけに待つしかないのですが不安しかない状態になりました。
幸い赤ちゃんは元気とのことで変わらず安静と内服継続の指示をもらい帰宅。
その後定期の受診時まで出血なく経過し、そのまま子宮内に血腫が残存したままで不妊治療のクリニック卒業日を迎えました。
この時点でも相当不安ですが、クリニックは入院はできないため産科病院への転院となります。
この週数では胎盤がどこあたりにできるかは見えない状況だったため『血腫側に胎盤ができませんように』と念じるしかできません。
自宅安静もデスクワークなら可ということで仕事復帰も許可がでました。
さて、そうなると仕事復帰ですが流石に同僚に妊娠を伏せたまま仕事をセーブするのは無理があります。
上司に相談してからもうオープンにすることにしました。幸い手伝いますよと優しく声をかけていただき理解がある職場で助かりました。
再びの大量出血
仕事復帰して2週間、ようやくホルモン補充の薬剤も終了し、母子手帳もドキドキしながらもらい、悪阻と戦いつつ過ごしていたのですが...
仕事後帰宅のため歩いていると急に下着が濡れた感覚がして慌ててトイレの駆け込むと再び大量の出血がお目見えしていました。
流石に最初茶色だった出血が赤くなってきて増え出し『こらあかん』と急遽数日前に初受診していた産科病院に夜受診すると共に、夫氏にヘルプを要請し夕方の対応はお任せすることに。
『初期で少量の出血はよくありますが、これだけの大量出血は後々悪さをする可能性があります。胎盤が完成する15週ごろまでは安静にした方がいいでしょう』
医師に出血について動きすぎたのが原因だろうかと問うと『そうとも言えません。よくあることです』とのこと。
こちらのわかりやすい説明用紙を渡されました。出血はよくあることなんですね。確かに怪獣さんのときもそうでした...
再び自宅安静の指示と止血剤の処方となりました。
どう考えても1人目の時と段違いで重症。
しかもこんな初期中の初期から。
いつダメになってしまうのだろうと不安しかない状態で悪阻にぐったりしながらの自宅安静の再開でした。
安静にしていたら落ち着くのでは...と思い大人しく過ごし、ファミサポさんもシルバーさんにもヘルプに入ってもらいながら騙し騙し日常を回していましたが...
入院になる
ついに12週を過ぎたある日、覚えのある下着の濡れる感触に『あー、また出血だ...』と慌ててトイレにて夜用のナプキンを装着。
寝かしつけの前だったので、穏やかに怪獣さんを寝室に誘っていつものように寝かしつけしました。
『12週を超えたら出血等あればすぐ病院へ連絡を』ともらった用紙を取り出して、病院と夫氏の連絡して入院の準備をして夜間外来へと向かうことになりました。
その間もどんどん赤い出血が続いてナプキンを交換しまくることに。
そして以前書いたnoteの通り、入院の運びとなるのです...
いやほんと、妊娠出産は奇跡ですよね。
妊娠期間中、安定期など存在しないを体感しています。
さて入院した私ですが、これまでのnoteに書いてある通り入院中も落ち着かない日々を過ごすことになるのです...
長くなってきましたので、また次回お話ししたいと思います。
どなたかの参考になれば幸いです。