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なつかし劇場集

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雪印コーヒーと同い年の小生が後世に語り継ぐ、20世紀あたりのうろおぼえものがたり (画像は東京北区飛鳥山のお城のすべり台)
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2019年5月の記事一覧

なつかし劇場/ネバーエンディング・トースト

なつかし劇場/ネバーエンディング・トースト

中坊の頃、土曜日は半ドン。

それぞれの家で学生服から貧乏くさい私服に着換えて、昼飯代をせびり。

チャリでいちばん近い繁華街の池袋か上野、秋葉原、遠くは銀座に行って午後を満喫しておりました。

今回は池袋編を聞いて頂ければ幸いでございます。

池袋と言えばやっぱり駅前PARCO。
王様のアイデアで、新たなテクノロジーを発見し、人類の知恵を再確認。
アンテナペンという、引き出すと長く伸びるボールペ

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なつかし劇場/キ・キ・キンチャン

なつかし劇場/キ・キ・キンチャン

クラスに1人。いや、学年に1人はいたと思うのですが、落語で言うところの与太郎キャラが欽ちゃんです。

欽ちゃんの家は長屋みたいな平屋のアパート。
掘っ立て小屋という表現が脳裏をかすめますが、言葉に出す訳にはまいりません。

そのアパートの前で様子を伺う小生とへーちゃん。

数時間前。

学期末の最終日。欽ちゃんが病欠と言うことで、中学校のクラスで配られたプリントやらなんやらを、近所に住むへーちゃん

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なつかし劇場/明日に向かって打て

なつかし劇場/明日に向かって打て

1度は行きたいと思っていたキャバレーハリウッドの最後の店舗。
赤羽店、北千住店が平成30年の年末に閉店いたしますと。

同年5月に亡くなられた。福富太郎さんが司会をしていたテレビ番組「末廣演芸会」が思い出されてまいります。

「裸族ちゃん。エメロンジジイ、帰ったみたいだよ」

カランを押して、ケロリンの黄色い桶にお湯を貯めていた小生に、ヨシカズくんがささやきました。

エメロンジジイというのは小生

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