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うどんこ先生ガンガン日誌 第31話  3ヶ月点検の結果は!

今までのあらすじ

主人公は学校の先生である「うどんこ先生」
(50代後半)。
ブラック職場で神経を使う日々であったが
2015年の晩秋、「尻から薔薇」が出ている
ことに気付く。
しかし、激務が続き、病院へ行くことが
出来ない。
「痔!」という自己判断をくだし、入試が
終わってから、受診しようと引き延ばし
無事、翌年の入試を終えた。

そして、ようやく重い腰を上げて、受診した
2016年3月、なんと大腸がん・ステージ4。
さあ、フルコース治療の始まりだよ~!

手術→抗がん剤→転移→手術→経過観察なう
→現在、超元気。当然、職場復帰をしておられる。

涙なし、笑いありのウルトラ闘病記を
是非、ご覧ください


硬式野球部の部長に、勇気をもらって病院に向かった。

病院の駐車場に車を止め、正面玄関の自動ドアから
中に入ると、今日の予約での診察予定人数が掲示して
あった。

「1102人」だって!

水曜日は患者が多いから、車を駐車場に止められない
時があるんだと看護師さんが言っていたことあるけど、
それにしてもすごい人数だなぁ。

血液検査・尿検査の「いつもの儀式」を済ませて、
検査コーナーへ進んだ。

待ち時間が少しあったが、1年近く前に手に入れた
タブレットで、もてあそばれている内に

「うどんこさぁ~ん。検査室の中に入っていいわよ~」
とお姉さまが優しく呼んでくれた。

ジタバタしながら片づけをして、中に入った。

だが、5分経っても10分経っても、検査が始まらない。

前の患者さん(お婆ちゃん)が、造影剤にびっくりして
検査が長引いてしまったみたい。

初めて造影剤を身体に入れたとき、ぶわぁ~っと体が
暖かくなるので、みんなちょっとびっくりするんだよね。

ようやく順番が回ってきて、ものの10分で検査は終了。

後は、様子を見るために20分くらい安静に。
会計を済ませ、自宅へ戻った。

結果は1週間後。

去年も、一昨年も、3月に聞く検査結果は
「まいったなぁ」だった。今年こそは!

ついに、その日がやってきちゃいました。

卒業式の翌日の夕方、病院へ向かいました。

診察室の前で、1人ポッツンと待つこと10分。

そして順番が周ってきましたよ~。
お願い! 頼むから! と上を向いてから前を向き、

「うどんこで~す。先生、こんにちは!」

と診察室に入っていきました。

「先生っ! 検査結果はどうでした!」

すると

『血液検査もCT検査も 問題ないですねぇ。
なになに、こんなことが書いてある

部位に縮小の傾向が・・・。なんだ、手術して
切り取ったことを知らなかったのかなぁ』

だって。

3か月後に定期検査をすることになって、病院を
後にした。

検査結果を自宅にメールした。おあずけになっていた
酒蔵の日本酒を冷やしておく。

と、返信があった。


(続く~)

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