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mid90sの感想

渋谷 ホワイトシネクイントでmid90sを観た。PENs+アリガ君のストーリーズで知った。ロングランだった。2018て。1個前の自分だよ。

そんな洋画観ないけど、ここ数年洋画観るとその感想が「家族愛だなあ」ばっかになってしまう。ジョジョラビットもそうだった。主人公の少年に対して親の目線を持ってしまう。登場人物に母親がいたらそっちに感情移入する。主人公がニコニコしてると「いいねえ」とおもうし、悲しい顔をしてると「どうしたの?」と心配する。そういうブームなのか、それとも20代後半という年齢か。

この映画もまた家族愛だった。特に兄貴がいい。普段強がって年の離れた弟に強気だけど、外だと弱く、また友達も恋人もおらず、それを弟にからかわれると激高して慟哭する。そのあと弟が傷ついて2人でゲームして仲直りする。最後は心の底から労る。すべてが長男そのもので、長男そのものの俺に深く刺さる。兄弟の関係性が裏テーマでは。特にこの映画は90年代カルチャーにずっとフォーカスしてて、背伸びするカルチャーって最初は兄貴から教えて貰って、そのあと外の世界の兄ちゃんたちに教えて貰うもんなーと思うと繋がった気もするね。

90年代カルチャー自体はそんなに造詣深くないけど、まあ色彩感とかは好きですね。やっぱり不良には憧れられない。

そんな映画です。終わったあとパルコのエレベーターを降りたらそこには渋谷の街があって、スクランブル交差点とは異なるスクランブル交差点を、マックのバイト終わりの外国人女性3人がマックの賄い(マックの賄い?)片手にウキウキ歩いていた。カルチャー。

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