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#7 幸福について

ショーペンハウアーの『読書について』を読んで以降ショウペンハウアーの思想に触れたかったが、なかなか書籍が売っておらず本を手に取ることができなかった。
今回、たまたま行った本屋に漫画版の『幸福について』があったので買って読むことにした。

孤独を恐れないこと

幸福とは、自分の得意なことを心置きなく発揮できること。
自分の好きなことをやっていると他人が評価をするようになる。しかし、他人の評価を恐れると自分のしたいことができなくなる。
そこで、他人の評価を気にせずに自分のやりたいことを貫く。
結果として、孤独になる。

では、その孤独の人は寂しいのか。
いや違う。
なぜなら、自分のやりたいことがやれているのだから。

孤独になることを恐れて他者の評価を気にする人生とそうではない人生、あなたはどちらがいいだろうか?

人柄は運命に左右されない

幸せになるために大切なものはどれか?
①その人の人となり
②財産
③その人の印象

ショーペンハウアーは①だと言う。

目の前に起きている事実は客観であり、それを捉える感情は主観である。そして、人の幸不幸は主観の影響下にある。つまり、どれだけ他者からいいように思われても、心が幸せだと思っていなければいつまでも幸せにはなれないということである。
②や③は人の考え次第で流動的に価値は変わってしまう。
反対に、①の人となりは普遍的である。
賢い人ほど、人となりを理解していて、自分がやりたいことや限界を知っている。

この本を通して、まずは自己理解に徹し、やりたいことを見つけた上で、他者の評価を気にせずに没頭することで幸せになれることがわかった。

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