思ったより用語も難しくなかった

古参の皆さまの熱がえぐすぎて
敷居の高かった十二国記にひっそりと挑戦
口を揃えて言われる「ネズミが出てくるまで耐えろ」の声にびびり
難しいんかな～その世界ついて行けるかな～と不安で
ひとまず月の影　影の海　上下巻を古本で購入

気になる本はまず古本で読んでみて
ハマればそこから新品で買い揃えるというのは
しがない貧しめ主婦の毎度のパターン
途中からプロパーで買うのがせめてもの誠意
お許しを

小野不由美先生の著作は残穢と営繕かるかや怪異譚のみ
読んだことがありました
むしろ何故そこは読んで十二国記読んでないねんて話やわな
別にホラー好きというわけでもないのに
謎チョイス
その２作も面白かったし文体が読みやすい
なんか…こう…作家さんと相性が悪いと端々が気になって
話が入って来ないこと…ない？
言い回しの癖とか語尾、それこそ句読点に違和感覚えたら最後
そればっかり気になって読めなくなる
神経質かもしれんけど…
残穢とかるかやにそれは感じんかったしスイスイ読めたもんで
そこは心配なく挑めました

で、読んでみた感想を一言でいうと

なんっじゃこりゃ…！！！
ドチャクソおもろいがな！！！

いやそらみんな狂うわこんなん読んだら夢中なるわ
一行も飽きんかった
次のページ次のページと、どんどん知りたい
読みたいことしか書いてない
ネズミが出てくるまで耐えろの意味もわかったけど
前半も別に苦しくなかった
というか夢中で読んでた
ネズミ以降の一気に開ける感じも前半の苦行あってこそやもんな
すごいわ…こんなに面白かったんや…
上下巻を１日で読み切った

速攻で次の巻ポチった
もちろん新品で

うわーーこんなにも本を読むのが楽しいの
いつぶりやろうか
小さい頃にクレヨン王国シリーズや十五少年漂流記、
赤毛のアンとか読んでた感覚思い出した
次のページを待ち遠しく思うあの感じ
大人になってからも色々読んで面白かったり勉強なったり
本を読むのは大好きやけど
こんなにのめりこんで一気読みできるのは久しぶり
唯一読んだ東野圭吾作品　幻夜以来ちゃうか
やはり名作、人気作にはそう言われる魅力があるんやなぁ

マジ今更感すごいし恥ずい気持ちもある
が！
チャレンジしてみて本当に良かった
しかも今年数年ぶりに新刊が出たんでしょう？
古参の皆さんが唸りながら待ってた数年を
新参の私は一気に駆けてゆけるのだ
ありがたいぜ

あと出版元が途中変わってて
あらゆるバージョンがあるん知らんかった
特に深く考えず古本屋にあるやつ買ってから
あれ？まず装丁からして違うな？て気付いたわ
遅ない？
今本屋に並んでる新潮文庫のやつ装丁も綺麗で
揃えていくの楽しいわぁ
まだまだ読めるってすごいわぁ嬉しい
年末年始は没頭しよう