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センスにひれ伏す短編について

漫画でも小説でも短編がいくつか入ったやつ
結構好んで読みます
超大作もええけど短編ならではの美しさがあるよね
5ページくらいのやつで綺麗な話は
よっぽどの審美眼ある作者でなければ書けないと思う
センスやん
そのセンスに痺れるやん

漆原友紀先生(蟲師の人)のフィラメント
森薫先生(乙嫁語りの人)の森薫拾遺集
などなど…センスの塊やん

特に好きなんはフィラメント収録の
迷宮猫
ほんの10ページ未満でありながら
その情景に飲み込まれる
作者先生も仰ってる通り軍艦島が舞台で
多分みんな検索したことあると思うけど
軍艦島って見入ってしまうでしょ
放棄されたままの建物に
確実にそこに人間が暮らしてたという
色濃く残る営み
戦時中の暗い過去を思えば不謹慎かもしれんが
あの景色に心奪われへんひとおる??
行ったことはないけども

短編集ではないけど1、2巻だけの漫画も好き
山羊座の友人は原作が乙一先生、漫画はミヨカワ将先生
ミヨカワ先生といえば
そう、ST&RS−スターズ-の絵の人ですね
(覚えてますかそもそも知っていますか微妙ですか)
目が綺麗な絵の人です
構図もちょっと独特な気がするし
作画全体に手練れ感ある
乙一先生の小説は一度なんやったか…流行った時に読んでみて
私にはまだ、なんていうか、感性が早いなと思ってから
それ以降読んでみたことはなく
これも原作がそうだと言われてもホホーンぐらいで
しかしなるほどこれは引き込まれるストーリー
サスペンス…になるのかな?なので
全てのアレがネタバレになるし内容は言えんな
とりあえず1巻1冊で終わるもんやし読んでみてほしいな
ページをめくるごとにザワザワっとする感じを
体感してほしい

絵がうめえなぁ…まじで

こういう原作と漫画が別であることによって
爆発的に真価を発揮する人おるよな
少女漫画界における山川あいじ先生とかな
なんか話も作画も一人でやる方が凄いみたいな風潮
なんなんやろ
提供された楽曲をどんなに素晴らしく歌いあげても
シンガーソングライターの方が尊いとか
作詞だけのボーカルより作曲もしてた方が実力あるとか
絶対ちゃうやん
それぞれがそれぞれの才能を1番生かせる方法で表現するの
めっちゃ大事にされるべきやと思うねん
有名漫画原作の公式スピンオフを思い浮かべれば
簡単に納得できるはず
あれ作画サイドの重圧すごない?
ほんで画力、表現力が追いつかんかった時の残念感
そこをひとつの素敵な作品に仕上げてくるって
相当な力量が要ると思うねん

普通~~~に王道ド直球少女漫画すぎる話でも
作画のセンスでここまで可愛くお洒落で良い話になるのかと
そこは驚いていいとこ

まだ今1巻しか出てない今後楽しみにしてる漫画の話
しようかと思ったのに長くなったし今度書こ

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