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実際どうだった?気になるワクチン副反応の実状と、特別休暇制度の効果

こんにちは、社内広報の中山です。

今回はワクチン副反応の内容に関する社内調査と、特別休暇に関する調査をまとめて共有させていただきます。また末尾にはこれからワクチンを打つ人向けのノウハウコメントなどもまとめましたので、ぜひご一読ください!

副反応と特別休暇が実際どんなだったか調査!

トレタでは、職域接種を利用する機会があったこともあって、多くの社員が新型コロナウイルスのワクチンを接種することができています。また、ワクチンの副反応が出た際に付与される特別休暇制度を設けまして、ワクチン接種の選択をしやすい環境を作ってきました。

ワクチンの副反応については、メーカーによって多少の差があるものの、特に2回目に関しては高い確率で発熱や倦怠感が表れる、ということが事前情報として知られています。

参考:新型コロナワクチン接種後の副反応への対応方法(PDF、厚生労働省)

今回、社内を対象にこの副反応に関するアンケートを実施。実際にトレタ社員における副反応はどんなものだったのかを調査してみました。

ちなみに今回の回答数は34件で、うち29名が2回目を接種済み、残りの5名が1回目のみ接種済みとなっています。

ワクチン1回目接種段階での年齢構成/男女比

年齢別の副反応の差などがあるのかを確認するため、ワクチン1回目接種時点での年齢構成と性別をヒアリングしました。

年齢についてはほぼ半数が30代、残りの約1/4が20代と40代、50代が少数でした。

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また性別については女性が6割、男性が4割となっています。

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ワクチンメーカーはモデルナが優性でした

また、こちらもメーカーごとの差異が出るかを確認するため、接種したメーカーについてヒアリングしています。

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職域接種がモデルナだったことがあるのかもしれませんが、今回の調査ではモデルナを接種した方が大半でした。

1回目のワクチン接種では、腫れ、痛み以外の副反応が少数に留まる

続いて1回目のワクチン接種における副反応について質問しました。回答では、9割の方が注射した部分の痛みを感じており、続いて倦怠感・疲労感(35%)、頭痛(18%)や発熱(21%)が続きました。自由回答では「モデルナアーム」を挙げる方も多く、腫れや痛みが多くの方に発生したようでしたが、逆にそれ以外の副反応は発生率が低めのもよう。このあたりは事前情報の通りでした。
※割合は全て四捨五入

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2回目は多くの方に発熱などの副反応が発生

続いて2回目のワクチン接種に関する副反応についてですが、こちらは1回目と異なり、7割ほどの方に倦怠感・疲労感(68%)、頭痛(62%)、発熱(71%)がみられました。さらに1回目ではあまり見られなかった筋肉や関節の痛み(41%)、寒気(24%)なども多くの方に見られ、こちらも事前情報通りとはいえ、副反応を計算にいれたワクチン接種が必要だと思わせられる内容になりました。

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さらに鎮痛剤の使用についてもアンケートを取得しました。やはり2回目には頭痛や発熱の発生数と同じ程度の鎮痛剤服用がみられましたが、裏返せばみなさんが事前に薬を用意してワクチン接種に臨んだという状況が想像されました。これは、社内でも多くのワクチンに関する情報が流通しており、それらの情報が適切に取り扱われた結果と考えられます。

特別休暇の使われ方

続いてトレタにてワクチン接種が活発化するにあたり作られた制度である「コロナワクチン副反応による特別休暇制度」についてアンケートを取りました。これは、ワクチン接種により業務に支障をきたす副反応が発生した際には、申請により最大2日間の特別休暇が付与される制度です。

今回のアンケートでは、この特別休暇の取得状況および制度への感想なども取得してみました。

まず1回目の接種における休暇の取得状況です。取得率は12%程度で、先の調査のとおり痛み以外の副反応発生者が少なかったぶん、特別休暇を取得された方も少なかったという印象です。

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一方で2回目のワクチン接種後の特別休暇取得に関する結果がこちら。1回目とは異なり、取得率は56%程度まで跳ね上がりました。実際には金曜日に接種された方や2回目を接種されていない方もいるので、それがなければ取得者はもっと多かったと考えられそうです。先の副反応に関する調査も再度並べてみます。

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個人的にも翌日から高熱の副反応が発生しまして、この特別休暇を2日間にわたって利用させてもらいました。とても助かりましたね。

特別休暇の存在はポジティブに感じられる

さて、そんな特別休暇の存在は、そもそもワクチンを打つかどうかの意向に影響したのでしょうか。アンケートによれば、約6割の方が「判断にポジティブに影響した」と回答しており、特別休暇の存在により、より選択がしやすくなったと考えられました。

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トレタは多様性を重んじる会社ですから、こうして制度により「選択がしやすくなる」というのは、良い結果だったと感じます。補足しておきますと、「判断に影響しなかった」には、特別休暇制度があってもなくてもワクチンを接種したという意思も含まれていると考えられます。

最終的に、ほとんどの方が「特別休暇があって良かった」と回答していたことも印象的でした。Yesが100%にならなかったのはかえってリアルな数字だと思います。当然ですが必要を感じない方もいますよね。

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制度へのコメントとしては以下のような声が得られました。

特別休暇制度に感謝。
(複数人から同様の回答)
本当に特別休暇をいただけて、助かりました(自分の有給もまだあったのでなんとかなるかもと思いましたが、心の余裕があり本当に助かりました)
連休前に2回目のワクチン摂取したため特別休暇は使用しませんでしたが、とても良い制度だと思います。様々な状況に応じて会社が迅速対応してくださるので、安心して働くことができています。実際使用しなくても、会社への信頼度はさらに高まりました。
こちらとしても「副反応出たら無理せず特別休暇使ってくださいね!」と声かけできたので有り難かったです。

僕も特別休暇があったおかげで、安心してワクチンを打つことができました。実際に発熱が続きまして、特別休暇を2日間使いました。本当に良い制度だと感じました。

なおそもそもトレタが休暇を取りやすい社風で、制度にまつわる休暇についても、普段通りに心理的抵抗なく取得できたというのはあると思います。大事なことですね。

ということで、ワクチンの副反応および特別休暇についてのアンケート結果でした。

これからワクチンを接種する方へ

最後に、これからワクチンを打たれる方へのアドバイスなどをまとめておきたいと思います。以下、原文そのままです。

OS1やポカリスエットなど、水分補給が重要だと思いました。インフルエンザのような間接の痛みがあるので、やはり業務は難しく、先に休み前提の業務整理をしておくのが正しかった気がします。副反応自体は急激にスッと消えるので、不思議な体験でした。
腕が痛い場合は接種部を避けて冷えピタを貼ると楽になりました。
接種から1週間後に副反応が出たので、しばらくは体の変化に注意して無理をしないのが良いと思います。
1回目の接種で何もなくても、2回目はかなりハードな副反応があったので、状況により異なることは認識しておいた方が良さそう。解熱剤などの準備をちゃんとすることと、家庭内での接種タイミングは夫婦でずらすのが良い。(両親共倒れは厳しい)
2回目接種翌日、40度まで熱が上がりました
解熱剤用意してなかったのですが、頭痛薬でも効きました
(イブ系)
(他の方の経験談になりますが...)副反応が早く出た方ですと、接種後数時間もしないうちに症状が現れたようなので、鎮痛剤や冷えピタ等は事前に用意しておいた方が良さそうです。症状が出た後ですと、買い物に出掛けるのも辛いと思うので...。
ワクチン摂取後計4回バファリンプレミアムを服用しました。発熱しましたが、最高で38.1度くらいでした。高熱を出したくない場合は我慢せずに解熱剤を服用するのが良いと思います。
水分を摂取後から補給すること
ワクチンを打って熱が出てからだと何をするにも大変なので、いろいろ済ませておくとよいかと!
カロナール、頭を冷やせる物、水分を多くとる
事前にしっかり情報収集を!
2回目は特に接種部位等の痛みが重いので、利き腕ではないほうの腕に接種してもらうことをおすすめします。発熱や頭痛などの辛い症状は治まっても頭がボーッとして仕事に集中できないなどイライラする症状もあるので、接種後2日間は大事な予定を入れないことをおすすめします。

スケジューリングや鎮痛剤などの準備も含めて、事前の情報収集などがだいぶ重要だとわかりますね。これから打たれる方は、ぜひ参考にしてみてください!