はじめに

ツイッターに、みちくさくらすさんというお店の情報が流れてきた。

うーむ。これ、前からやりたかったヤツだ。

というのも、共稼ぎの家では常に放課後の過ごし方ってヤツが悩みの種だからだ。うちは、今時点で1年生と2年生の年子の男子。とはいえ、あと半年もたたずに3年と2年になる。いわゆる10歳の壁は目と鼻の先

小学校4年生ともなれば、いろんな事ができるようになる。塾にも一人で通えるようになる。とはいえ、平日の5日間をすべて塾にいくわけにもいかない。また、放課後の3時半ぐらいから親が帰宅する7時半頃まで4時間前後、塾に入り浸るわけにもいかない。それに、10歳ぐらいは勉強以外にもいろんな事を経験してほしい。でも、10歳の子に学童は無い。

なので、みちくさくらすさんのやってることは凄く興味深い。

でも、運営は現実的でないと思っている。仮に1日の利用料を1000円として(ご飯を食べたい方は別途500円として)、一日20人の子供が利用して2万円。その人数が20営業日つづいても40万円。家賃はらえばスタッフはボランティアになる。オリンピックスタッフじゃあるまいし、ボランティア前提の仕事なんてありえない。子供さんを見守るのに最初からギャランティをペイしない前提でやったって上手くいきっこない。

支払う側からしても、20日通わせて2万円。ご飯を入れれば3万円。公文や英会話塾に比べれば長い時間でこの金額は決して高くないけど、安い金額ではない。とはいえ、運営側もギリギリ、客側もギリギリなんてサービスはやるもんじゃない。

保護者中心の学童保育

話はちょっと脱線するが、僕は小学校の低学年の頃、北海道の北見市という町にいた。両親は共稼ぎ、僕は地元の学童に通っていた。(僕の記憶があやふやなところはあるのだけど)この学童、働く親が集まって設立した私営の学童だった。なので、小学校3年生までみたいな制限もなく6年生のお兄ちゃんたちもいたし、たまに中学生の子が遊びに来たり・・・なんて事もあった。いいこと(ナイフの使い方や将棋)も悪い事(隣町の学童に戦争に行くとか)もそこで覚えた気がする。
北海道という、土地がたくさんある場所だったからできたことかもしれないけど、そういう事例は無くは無い。

現実的にできるのかしら(特にお金まわり)

とはいえ、軽く試算しただけで現実的ではないというアラートが頭の中に出てくる。初期費用だってバカにならない。クラウドファンディング?全国的に使えるサービスならいざ知らず東京の一エリアでしか使えないようなサービスにどこまで援助してくれる?可能性があるとしたら自治体の助成金とかNPO的な活動か・・・そういうのを使って、せめてスタッフに適切な賃金が用意できるのであれば、やってみてもいいかな、とは思う。

ところが、なかなか制約が多い。
たとえば、中野区の学童保育の助成金。どこの区でもそうだろうけど、学童に通わせる子供は年度開始に申請をしなければいけない。その人数に応じて、必要なスペースやスタッフの数が指定されている。そういう制限がある以上、既存の助成金を使うのは難しい。また、他の助成金をみてても年間数万円~数十万円ていど。きんぎょの餌代ぐらいにしかならない。

多分、自分の知らない助成を受ける方法もあるのかもしれないけど(それについては継続して調査していくけど)、イマイチいい感じがしない。

夢物語

現実問題(というか、お金の問題で)、実現するのは難しい感じがするのだけど、やるとしたらこんなところにしたいな、というイメージはある。

勉強もそうだけど、どちらかというと親が帰ってくるまで部活動、というイメージ。たとえば、カードゲームで遊んでもいい。自分たちでボードゲームを作ってもいい。パソコンを使って動画編集してもいいし、部屋の片隅でギターの練習してもいい。

ある日は、地元の将棋好きのおじいちゃんがきてくれて指導してくれたり、ある日は、半休をとったプログラマのお父さんがプログラムを教えてくれてもいい。もしくは、投資会社で働いているお母さんが土曜講座でお金とのかかわり方について教えてくれてもいいし、休日は親も一緒にパン作りを楽しんでもいい。

そういう場。ただし、やっぱり先立つものがないと難しいし、維持していくだけのお金はきちんと用意していかないといけない。

そういう意味では、最初に書いた「みちくさくらす」さんの動きはとても興味深いし、感銘を受ける。あと1年ちょいで、上の子が10歳の壁を迎える。もし、こういうのをやろうとしたら、残された準備期間はほとんど無い。

できるのかなぁ。

参考

さがせばいろいろあるなぁ。都内が少ない感じがするのはニーズがあっても、場所代が高いからかしら。。。

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