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一番売れてるKPIの本を読む-「最高の結果を出すKPIマネジメント」

こんにちは!Fantiaマーケターの3号です。
今回は虎の穴ラボのスキルアップ支援制度を利用して購入した「最高の結果を出すKPIマネジメント」について、読んだ感想と内容の一部のご紹介をしていきたいと思います。

スキルアップ支援制度についてはぜひこちらの記事をご確認ください!


そもそもKPIって何?

KPIの定義は知っているけれど、実際の使い方が曖昧な方は多いのではないでしょうか?

個人的な課題として、単語は知っているけれど活用できている気がしないし、成果からKPIを逆算して説明できていない状態です。

本書によるとKPIとは「事業成功の鍵を数値目標で表したもの」です。

Key Performance=事業成功の鍵
Indicator=指標・数値目標

このことからKPIには、事業成功とは何か?を先に定義する必要があることがわかります。

KPIマネジメントに必要な要素「KGI・CSF」

先述の通り、KPIを表すためには「事業成功とは何か」を定義する必要があります。
事業成功を表すために使用されるのがKGIとCSFです。こちらもお耳にしたことがあるのではないでしょうか?

KGI=Key Goal Indicator=最終的な数値目標
CSF=Critical Success Factor=最重要プロセス

KGIで事業成功の目標数値、CSFで事業成功の行動を示しています。

KPIと上記2つはセットです!
KGIを達成するための行動がCSF、CSFを数値化したものがKPIとなります。

KGIとCSFの詳細についてはぜひ本でご確認ください!

よくある!間違ったKPI設定

KPI設定でよくある間違いが実例つきで紹介されていました。今回は3つピックアップいたします。

・たくさんの数値目標を設定している

著者の方が雑誌やYouTubeのインタビューでよく話されているトピックなので、ご存知の方もいるかもしれません。

最重要の指標とする目標は1つであるべきなので、複数はNGという考え方です。もちろん複数指標を見ること自体は間違いではありませんが、名前はIndicator Managementになります。

・現場でコントロールできない目標を設定している

KPIが悪化したときに改善を実行するのは、基本的に現場です。現場でコントロールできなければ、改善できないKPIを設定していることになってしまいます。

・先行指標でなく遅行指標を設定している

極端な例ですが、GDPなどは正確性の担保や数字の複雑さから、リアルタイムで更新されることはありません。

こういった「数値が出るまでに時間がかかる指標」は、長期的にデータの関連性をみるぶんには問題ないですが、KPIマネジメントには向きません。

なるべくリアルタイムで見られる数値を設定するとよいです。

感想

心当たりがたくさん出てきて楽しくなったり耳が痛くなったりしました。KPIによくある間違いの項目などは、誰もが経験したことがあるのでは…と思ってしまいます。

またこちらの本ですが、どの階層や業種、職種の方でも気軽に読めそうな点が印象的でした。
現場でコントロールできるCSFを書中で挙げている点からも、直接KPIをマネジメントしない立ち位置の方も参考にできると思います。

書籍内の実例に「1年で本をn冊読むには」といったビジネスに関係ない内容もあっておもしろかったです!読みやすい本なので皆様も読んでみてはいかがでしょうか?

著者:中尾隆一郎(なかお・りゅういちろう)
書籍名:最高の結果を出すKPIマネジメント

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