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読書日記っぽい短い日記

 本を読んでいると、とんでもない一文に出会うことがある。それまで辛いとか苦しいとかすら認識してなかったのに「この一言が欲しかった」と心の底から感じる文章。そういう文にであうと、出先でもお構いなしに涙がじわりと滲む。

 わたしにとってそんな文章をたくさんくれる作家が、何人かいる。ずっと憧れで、読むたびに好きと凄いと叶わないでぐちゃぐちゃになる人たち。幸せだな。やっぱり良いな。辻村深月の『ハケンアニメ』を読んで、そんなことを考えた。

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