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イマジネーションとインスピレーション~占いと猫とトラジャのコーヒーvol.32

タロット占いをしていると、時々不可解な体験をする。

普段どおりにカードの象意を読んでいるつもりで全く勝手に口から言葉が漏れてしまっていることが有るのだ。

これが文章に起こしているときには、勝手に筆が走る状態になったりする。

正確にはキーボードを打つ手が勝手に文章を紡ぐというか。

ばぁああああっと溢れてくる、としか言えない状態になるとしか言えない。

うまい表現が見つからないが、自動筆記というのはこういう感じなのかもしれない、と思ったりする。

イマジネーションが文章を書く手に追いつかない。
どんどん過ぎていってしまうから、なんとか書いていくだけで精一杯なんてことも有る。

それは、とても不思議な体験であり、とても気持ちの良いものだ。
何かが駆け抜けているのだ。

動くあいまいな表現になってしまっているが、うまく言い表せない。
その最中にあれば、また違った書き方ができるかもしれないが、その最中は別のことに集中しているんだから仕方がないというものだ。

この得も言われぬ体験を1度でもしてしまえば病みつきになる。
また、その感覚を味わいたいと思ってしまう。

そのくらい恍惚としたものなのだから。

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