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変身!!憧れたヒーローに、君も成れる!

こんにちは、とらぎつねです。
今日はヒーローショーには欠かせない、スーツアクターについて私の経験を書きたいと思います。
小さい子がこれを読むことはないと思うのですが・・・念のため、すこしぼかして書く部分もございますのでご了承くださいませ。

<変身ヒーロー、憧れないですか?>

あなたは幼い頃、ヒーローショーを見たことはありませんでしたか?
男女問わず、かっこいいアクションを魅せるヒーローショーに夢中になって「がんばれーー!!」って声を出した経験はないでしょうか。
私は田舎に住んでいたので、ショーを見たことはありませんでした。
でも小学生の時、遊園地でやっていたウルトラマンショーは一度だけ見たことがあります。
当時はまだ写ルンです全盛期だったので、それで夢中になって写真を撮ったことを覚えています。
かっこいいヒーローを近くで見て、握手して一緒に写真撮って帰る。
今だに覚えている子供の頃の記憶です。

見たことある方なら共感してもらえるでしょうか?
子供にとって変身ヒーローはとってもかっこいい存在で、強く記憶に残りやすいんです。
そんなヒーローをやるには、どうしたらいいんでしょうか。
空手の有段者でなきゃできない?
少なくとも一般人より体力がないと無理?
背が低いと頑張っても無駄?
男じゃないとダメ?

<あなたにもできる、ヒーローアクション!>


私の個人的な意見としては以下の通りです。
「ダメか無理か、努力してから考えろ」

まず運動経験や格闘技経験についてです。
これはあるに越したことはないですし、体力だってあったほうがいいです。
でも何でもそうですが、最初は全員初心者です。
学校の体育は成績低く、ビール腹であり、駅の階段を登っただけで息切れする・・・。
こんな状態で始めたら、逆に伝説になるチャンスじゃないですか?
ヒーローショーも他に色々ある習い事と一緒です。
沢山練習に出て、上達しようと努力して、レベルが上がったらデビューする。
格闘技経験のある人は、その練習の過程でちょっと有利なくらいです。
なくてもいいんです。ヒーローショーで求められるアクションは、必ずしも現実の格闘技とリンクしません。

次に背が低い、女である、という点についての私見です。
確かに、努力でどうにもならないことはあります。
性別は簡単には変わらないし、背を伸ばそうにも限界があります。
でもこれも、努力した結果デビューできる場合もあるんです。
例えば女性型ヒーローがいるご当地ヒーローショーなら、女性スーツアクターの需要はありますよね。
同じく背が低い人も、そのような需要には応えられるかもしれません。
また悪役なら色んなキャラがいるので、各地で演じることのできるものはありそうです。

しかし、それでもどうしてもヒーローがやりたいんだ!
という方。
まずはアクションをとことん反復練習しましょう。
どんなヒーローでもこなせる!という自信が持てるくらい。
他の人より身体的にハードルがあるのなら、それを乗り越える努力、他人を認めさせる実力が必要ではないでしょうか。
余談ですが、実は背が低いながら努力でヒーローになったカナダ人を一人知っています。
彼はカナダで南拳(中国拳法の一つ)のチャンピオンになった経験があり、日本の特撮ヒーローが大好きで来日してスーツアクターをやっていました。
しかし低身長のせいでなかなかヒーローをやらせてもらえない。
業を煮やした彼はついに自分でオリジナルヒーローを作り出し、監督・主演・メインスーツアクターをこなして「ストレガ」という映画を撮影しました。

ここまでの情熱は、なかなか出せないと思います。
しかし、努力でどうにもならないことでもどうにかしてしまう人、というのは確かに存在します。
(更に余談ですが、このストレガ、本当に面白かったです!どこで見れるんだろう・・・もう一回見たいな。終盤の展開、王道なのかもしれんがやっぱアツい。)

<成りたいものに成れるのは、成ろうとしたものだけだ>

私は過去にファイナルファンタジー10についての記事も書いたことがあります。
そのゲームの登場人物の一人が言いました。
「成りたいものに成れるのは、成ろうとしたものだけだ」
子供たちの憧れの存在に成る。ヒーローの力を借りて。
それは意外と、努力を積み重ねればあなたでもできることなんですよ。
別にプロにならなくていいんです。
子供たちのため、挑戦してみませんか?(^^)
私の経験をお伝えしますと、数年前の仮面ライダービルドの中でこんな台詞がありました。
「くしゃっとなるんだよ。誰かの力になれたら心の底から嬉しくなって。くしゃっとなるんだよ。俺の顔。マスクの下で見えねぇけど。」
名台詞!と思ってましたが・・・。これ、実際体験できます。
特に幼稚園児がすごいんですよね。
中には抱きついてくる子もいます。照れて控えめに握手する子もいます。
子供たちがはしゃいでいる様子を見れたときになります。くしゃ、って。
私は立場上ボランティアでやっているんですが、これが報酬です。

<本物の闘い、偽物の闘い>

仮に格闘技を本物の闘いとしましょう。
そうするとアクション映画やヒーローショーは偽物の闘いです。
そりゃそうです。動きに決まりがあるんですから。
でもそれで熱くなる人が世界にどれだけいることか。
偽物の闘いでも、十分人を感動させることはできるんです。
特にこれまで本物の闘い、格闘技の経験のある方々。
それを活かす場として、ヒーローショーのお手伝いを考えてみてはいかがでしょうか?

おそらく、地方であればあるほど人手不足です。
これまでやってきたことを活かし、子供たちに感動を与えませんか。
全ての格闘家たちへ。そういう選択肢もあるということ、頭の片隅に置いておいていただければ。
私は本物の闘いを続けつつ、偽物の闘いも時々やっています。
まだまだキレが弱く苦戦する毎日ですが。
そして全ての未経験者たちへ。
少しでもご興味あれば、一歩踏み出してみてください。
もちろん、MC・音響・撮影・物販の手伝い等々スーツアクター以外の仕事も同じく人手不足です。何らかの形で関わってみるのも面白いですよ。

それでは、また次回。

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