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生理前のイライラや憂鬱の本当の正体って

私はPMSと言われる、いわゆる生理前の不調が多いタイプです。

毎月ムラはあるものの、

  • 肌荒れ・ニキビ

  • イライラする

  • 涙もろくなる

はだいたいある。


20代の頃は、生理痛のほうがひどかった。

でも、30代中盤になった今(特に出産後)は、PMSに悩まされることのほうが多い。

生理痛は、薬を飲めばだいたいやり過ごせる。

けど、PMSって基本的にどうしようもないから、

イライラしたら「もう寝る!」
泣きたくなったら「すきなだけ泣く!」

くらいしか今のところ対処できていない。

マンガ「生理ちゃん」より


先日、あるネット記事で、こんなことが書いてあった。

PMSの原因になる「黄体ホルモン」は、
妊娠を定着・維持させるために働くもの。

そのため、生理前のイライラ・憂鬱は、

妊娠状態を維持させる
できるだけ他人との接触を減らすために起きている。
(妊娠しているかどうかに関わらず)

だという説だった。


私はこの説を読んで「なるほど・・・」と思った。

確かに、イライラや憂鬱感は、基本的に「人との関わり」から生まれてくることがほとんどだ。

ただ、

人との関わりを減らすと、本当に妊娠が維持しやすいのか?

と考えると、そこは色んな考え方がありそう。

例えば、

  • 心を乱さないように(ストレスを減らす?)

  • 異性との接触を減らすように(子宮の状態を平和に保つ?)

みたいなことなのかなぁ。


そういえば、妊婦だった時代、

「なぜ人は、産後うつになるのか?」
「なぜ出産後、孤独を感じやすいのか?」

と疑問に思ったことがあった。

「ホルモンバランスの乱れ」と一言で片付けることもできる。

でも、なんだか腑に落ちなかったし、
何か対処できないんだろうか?と思っていた。

そんな時、こんな説にふれる機会があった。

私なりに解釈すると、まず、

  • 赤子を大人1人で世話をするのは不自然な状態

  • 家族やコミュニティ間で育てるのが自然な状態

というのが前提だ。

それは、「人間」という生き物、もしくは「哺乳類」とくいう分類で、当たり前=自然であるということ。


だから、産後に母親が孤独を感じやすいのは、

大人1人である状態がまず「不自然」だからで、赤ちゃんを生かすための本能として孤独感が起きている。

というものだ。


私は、出産前にこの説に出会ったことで、ちょっと心が軽くなった。

出産後、メンタルが落ちたり、孤独を感じたとしても、

それって、全然恥ずかしくないないじゃん。

寂しいって思うのは当たり前で、むしろ「子供の命を守りたいっていう本能なんだ」と思えることができたから。


ちなみに、私は、里帰り出産をした。

実母もほぼ家にいてくれたし、
ありがたいことに1人になる時間は少なかった。

ただ、実母が出かけていたり、夜に赤ちゃんと2人きりの部屋にいると、
どうしようもない不安に襲われることがあった。

でも、

「ああ、これって他人を求めている私の本能なんだ~」
「あ~ちゃんと働いてるな~」

と自分の状況を、俯瞰することができた。

このおかげで、変に不安に飲み込まれずに済むことができたと思う。


冒頭で紹介したように、
「PMSがなんのために起きるのか?」についても、その”正体”がわかったことで、少しホッとした自分がいた。

子宮や卵巣が「妊娠」という目的のために、せっせと毎日働いていることが、健気でもあり、切なくなるときもある。

実際、独身時代は、生理がくるたびに、

「妊娠させてあげられなくてごめん」
「無駄な仕事をさせたねぇ」

と子宮に対して切ない気持ちになっていた。笑


人間が生きる目的が、生殖行為、遺伝子を残すためだと言い切ると、それはそれでなんだか悲しい。

でも、都合の良い時だけ、

「本能なんだから仕方がない」
「そういう風にプログラミングされてるんだ」

って割り切るのもいいかなって思う。




・・・とは言え、PMSを軽くしたい!笑

(できれば「◯の母」とかは飲まずに)

そういえば、以前、ウォーキングをやっていた時は、感情の波がほとんどこなかった。

きっと、私にとっては、運動が一番いいのだろうけど・・・。

ん~~腰が重い、重すぎる。笑(暑いしね)


だから、本能に従って(?)「できるだけ人と関わりすぎない」という予防をやってみてもいいかなと思う。

例えば、

  • 友達と会う

  • 実家に帰る

  • 手続き等で役所に行ったりする

などの予定を「生理前には入れない」とか・・・。


いや、でもそもそも「今って生理前やん」って、肌の状態で気づくことのほうが多い私。

だから、もっと自分の体のサイクルを意識してみてもいいのかも・・・。



詩人の相田みつをは、

くるしいことだってあるさ、人間だもの

相田みつを

と有名な言葉を残した。

これは、喜・怒・哀・楽を感じる人間や人生について、「それが人間らしい」と肯定してくれるような温かい言葉だ。


私が今回この記事で紹介した内容は、
どちらかというと、

「しょーがないよ。人間って、そういうものだから。」

と、どこか冷たく感じる話だったかもしれない。


でも、この記事を読んで、私のように、
ちょっとだけスッキリする人がいてくれたら嬉しい。

それが本当の正解かは分からないけど。



最後まで読んでくださりありがとうございます🌷

良い1日になりますように。

おしまい。

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