新型コロナウイルス、厚労省発表の「地域ごとのまん延の状況に関する指標」を見て考えたこと
こんにちは!
市川ヒロシです。
新型コロナウイルスの
感染拡大によって、
今日にでも、
安倍首相による
緊急事態宣言が発令される、
といった緊迫した状況に
なってきましたね。
そんな中、
厚生労働省のホームページで、
「地域ごとのまん延の状況に関する指標等」
が公表されました。
これを見ると、
新型コロナウイルスに対する、
日本の状況が手に取るようにわかります。
公表された指標は、4つ。
① 確定患者数(報告日ベース)の推移(都道府県別・各日)
② リンクが不明な患者数(都道府県別・各週)
③ 帰国者・接触者相談センターへの
症状等に関する相談件数の推移(都道府県別・各日)
・帰国者・接触者外来の受診者数の推移(都道府県別・各日)
④ PCR検査等の検査実施人数の推移(都道府県別・各日)
①については、
テレビなどで、
毎日のように報道されているので、
よく目にしますが、
④の PCR検査等の検査実施人数の推移については、
各自治体で行った全ての検査結果を
反映しているものではないそうです。
退院時の確認検査などは含まれていません。
これらの情報は、
自分の住んでる都道府県の
感染の広がり状況や
PCR検査の態勢などを
推測するのに、
かなり役立つんじゃないでしょうか。
ぼくが、特に気になったのは、
④のPCR検査等の検査実施人数ですね。
すべての結果が反映されていないとは言え、
やはり、1日の検査数が
少なすぎるんじゃないでしょうか。
4月3日で、
1日あたり3,305人。
一番多い東京でさえ、
1日あたり404人。
こうなると、今の検査状況では、
東京でも、1日の感染者数が、
500人を超えることはないですよね。
検査数が
そもそも500人に足りていないのですから。
これは、非常に怖い状況ではないでしょうか。
アメリカのニューヨーク市では、
次のような感染者数の推移をたどっています。
(ニューヨーク市衛生局データ)
3/10: 71人
3/11:156人
3/12:357人
3/13:614人
この状態を、
今の東京の検査状況に当てはめるなら、
3月12日の段階でなら、
検査数ギリギリで、
3月13日の段階では、
検査数オーバーで、
感染者を把握できない状態になってしまいます。
この後、ニューヨーク市では、
1日の感染者数が
4,000人を超える日もありますので、
日本の今の検査状況では、
到底、把握できませんよね。
安倍首相は、昨日、
PCR検査を1日2万件にする
と表明されました。
でも、現状、1日3500件未満の
検査態勢を、そこまで
もっていけるんでしょうか。
非常に不安に感じます。
あなたは、今の検査状況、
どう、ご覧になりますか?
それでは、また!
市川ヒロシ
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