プロトレーダーレポート 3/15

毎週月曜朝か日曜夜に(今週は遅れてしまいましたが)、ローソク足のプライスアクションに着目した相場分析レポートを配信します。実際に私自身がトレードする際に見ているサポートとレジスタンスを共有しています。分析は基本的に8時間足以上のみで、スイングトレードを前提にしています。
8時間足を使っている理由としては、1日をアジア・ロンドン・NYの3つのセッションで分割できるからです。感覚としては、日足に近い使い方をしています。

高値安値とトレンドの定義、エントリーの考え方は以下を参考にしてください。(この手法をまとめた記事も作成中です)

注意:この記事は私個人の見解を示したものであり、教育的視点での情報発信を目的としております。投資勧誘を促すものではありません。投資を行う際は、それに伴うリスクを十分に理解した上、判断は自己責任で行ってください。
また、本記事はエントリー価格を配信するシグナルサービスではありません。あくまで分析と、その結果から得られる反発する確率の高い価格を記しているだけであり、本記事で提案されたトレードを強制する意図はありません。

UDSJPY 日足

ざっと先週の振り返りをします。
先週時点で、ドル円は高確率で反発するラインありませんでした。
通常のテクニカル分析によるレジサポは認識していましたが、見事にブレイクしてしまいましたね。
全てのテクニカルが100%効果ないというつもりはありませんが、単に複数回反発してるからという理由だけでショートしていたらかなり痛いことになってたでしょう。
従来型のテクニカル分析(巷で売ってる本など)の基本的な考え方は、「このラインは他のトレーダーも意識してるから反発する」という方針を取っています。
みんなで買うから上がるんや!という発想です。
確かにこの原理で相場が動くことはありますが、相場をよく観察すると大きな値動きを作る際にみんなが一斉に買ったり空売りしたりしてることは稀です。(でなければ90%のトレーダーが損をするという統計は出ないはずですし)
むしろ逆で、多くのトレーダーは将来の値動きの逆を行っている場合の方が多いです。そして、その損切りの注文が結果的に相場を動かしているのです。これが私の基本的な考え方です。

今回のドル円の値動きからも、それが見て取れます。この上昇はショートトレーダーの損切り注文なのです。
確かに直感的には理解しにくいですが、相場は面白いくらい思惑の逆といくものです。そして、それを逆に利用することで、高確率で反発するゾーンを認識できるようになります。

さて、今週のドル円(8時間足)ですが、流石にトレードするのは厳しそうです。一旦高値でレンジができるのを待ってから、今後の値動きの予想を立てたいと思います。

ドル円8時間足


USDCAD 8時間足

直近の下降トレンドが終わり、現在は上昇が始まっています。
買いのエントリーはすでに終わってしまいましたが、短期でのショートエントリーもチャンスがあると考えています。
ただ、長期的な方向性は買いが優勢なので、利確には気をつけたいところです。

EURUSD 週足

次はユーロドル週足です。引き続きユーロが売られすぎている可能性を考慮しつつ、チャンスを待っています。
トレンドとしては下降で間違いありませんが、売られすぎている可能性も高いです。特に、ファンダメンタルな情勢による下落なため、遅くに飛び乗ってショートした個人投資家が多い可能性も高いと考えています。(あくまでこれは期待で、チャート上の値動きがショートをトラップしていることを示唆していません)
今後ロングする場合期待することは、週足のサポート付近で小さなレンジを作った後の上昇です。


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