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ファイナルステージまで残り186日〜元養護教諭の社会起業挑戦〜

絶対に諦めない。
子どもたちの声をなかったことにはしない。
そう、保健室でちかったの。
だから、今日も成長する。

前回のフィードバックを受けて、着火したい社会課題の見直し。

もがく。もがく。またもがく。
どうしても私の実体験から「10代の自殺を無くす」がゴールになっていたけれど、それをグッとこらえて、その前段階。
「不登校の居場所不足と、未来の選択肢が少ないこと。」を着火したい社会課題に落とし込んでみる。

どうやって、それをもっと、ブラッシュアップするのか?

今日は3冊の書籍を研修して、課題のブラッシュアップに必要なことをまとめてみた。

ソーシャルビジネスのための社会課題の質。
高めるためのチェックポイントはこれ。

さぁ。自分にシビアにチェックしていこう。


自分への問いかけ。
このグラフ。専門的な視点で読み取ることができるか?
うん。できる。

教員の視野の狭さが子どもたちに影響。



小学校の先生たちが、よく、こう発言していた。

「Aくんも、Bさんも、小学生の頃は、すごくいい子だったのに、中学校にいくと、みんな不登校になって・・・。中学校の先生たち、どんな扱いをしてくれたんだ・・・」

子どもの成長は、絶え間なく続いていることをわかっていない人の発言。
小学校の先生は
中学に入ってからの環境の変化と、心の発達を
知らない人も多いのだ。

その逆もそう。
中学の先生は、小学校のやり方を知らない。
小学校の先生は、保育園や子ども園でのやり方を知らない。
1時間ほどの引き継ぎはあるけれど、それは大人目線で見た「子ども」の分析の引き継ぎであって、どんな関わり方をしたら、どうなったかなどの、大切な引き継ぎは、抜け落ちていたりするの。

発達障がいのグレーゾーンの子達の情報は、成長段階で注意深く見ていってあげないと、いじめの対象になったり、2次障害(自分に自信がなくなって、自分を否定してしまう)を促したりしてしまうの。
けれど、この引き継ぎが、されていないことが多いの。
理由?
教員の知識不足。観察不足。
なんとなく「指導が入らない子」「落ち着かない子」くらいにしか思っていなくて、「どうしてそうなってしまうのか?」「どんな状況で、強まるのか?」などの状況分析が専門家としてできていないから、言語化できずに、引き継ぎができないの。
こんなの、少し学べばわかるし、フォーマット化できる分野なのに、それを知るための研修がまだまだ少ないし、研修を受ける暇もない現場環境。

いつも犠牲になるのは子どもたち。

中学で不登校の割合が増える背景は大きく分けて2つ。



中学も、高校も、小学校も勤務経験のある専門的な視点で見ると、
「小学校の頃に、いい子を演じて、過剰適応していたから、中学でエネルギーが切れた。」
または
「心の発達段階で、他の人の目を気にしたり、自分の気持ちで動くようになる思春期に差し掛かる中学生の時期は、不登校になりやすい。」

本人たちの声を聞いてもそうだった。
専門家としても目線だけではなく、フィルターを通さない生の声を3000人以上聞いてきたから、グラフを見ただけで、グラフが話だすの。

年々、増えているのは、なぜか?

子どもたちが、保護者が、学校に対して
諦め出したからだと思うの。

保健室から見えた現実がこれ。


数字からでは読み取れない現実。
学校が保護者と連携できない理由は1つでも、2つでもないの。
学校現場は、進学指導要領のことで大混乱。
プログラミング教育の研究。
英語教育の研究。
スポーツテストの数値
学力検査
どれも捨てられないからって、
何を省いたかと言うと
子どもたちと向き合う時間。

喜んでそれをしている教員がいるわけではなくって
そうするしかない現場だってこと。

よく行政や、文科省のデータで、不登校対策として
スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置数なんてものをアピールしているけどね
実際は活用なんてできているところはほとんどないの。

下は令和元年の文部科学省の資料。

相談数が激減。
状況の好転率も低下。

どうしてかわかる?
心理の専門家で、かつ学校現場と連携できるカウンセラーなんて
一握りしかいないから。

「スクールカウンセラーに相談して、より深く傷ついた。」と私のところに相談に来られる方も、数えきれない位にいるの。
もし、素敵なカウンセラーさんに出会えたなら、本当にラッキーなの。
それくらいに、カウンセラーの質も落ちているし、どうして質が落ちるのかと言うと、元教員が数時間の講習を受けて天下り的にカウンセラーをしていたり、学校現場ではなく、医療機関に長くいたカウンセラーが突然に学校に入って、不一致を起こしたりしているから。

そもそも、そうなるのは、カウンセラーの給与を安く設定したり、面接をする人自体が、心理職ではない教育委員会の人だから。

子どもたちは、それをよく見ているの。
敏感な、繊細な子ほど
「あぁ。もう学校は無理だ。」と
助けを求めることすら、諦めていくの。

大人が作ってしまっているんよね。こんな環境を。


不登校が年々増えてきているもう一つの背景。


文部科学省:総合教育政策局調査企画課より参照

若手の先生を、指導できる中間世代の不足。
若手の先生の育成をする暇なんてないの。
何十年も前から続いている、いろんな部会や、学校外の役職もたくさん担うしか無くなって、育てたい若手に使う時間は、もはやないに等しいの。

学校経営の内部組織や、会議のやり方って、他の民間企業には、絶対に真似できないの。
だって、無駄があり過ぎて、目的に沿った手段はとられていなくて、こんなやり方していたら、企業なら半年で倒産するはず。
みんなそれに疑問を感じていたって無駄なの。
トップが改革を起こしてくれない限りは、昔の行事は引き継いだまま、文科省から降りてくる業務が増えて、仕事は増えていく一方・・・
子どもたちのためになっている内容なんて、その半分にも届かないくらいなのに、先生たちは疲労で、子どもたちを見れていなかったりするの。

twitterで #教師のバトン が広がったときに
やっとこの現場が明るみに出たってわけ。

情報をチェックしている若者層は、先生になりたい人が減って、また悪循環。

現場のやり方を変えないと、何も変わらないの。

不登校を選択している子どもたちは、それを見越していたりもする。

高校から不登校が激減しているのは、フェードアウトと、選択肢の増加。

上記のグラフをみて
「あ!高校生になると不登校って減るんだ!」と思った人に説明したい。

心から学校に行きたい子が増えるんなら、すごくHAPPYなんだけど、これは違う。

欠席が多いと、留年や退学になるから、せっかく入学しても、高校生ではなくなる子が増えるの。
だから不登校のカウント数は減るよね。

それと、これはいいことなんだけどね、
単位制高校を選択すると、単位をとるだけでいいようになるから、出席しなければいけない日数自体が半分以上減るの。
だから欠席日数も減る。という仕組み。

振り返り

多くを語ってしまったけど、ソーシャルビジネスのための社会課題の質。
高めるためのチェックポイント①から③はクリアできている気がする。

次のステップ

ファイナルステージまであと186日。
次のステップはこれ。
ステップを自分で整理してみたの。
よし、1週間以内にこれをクリアします。
みとけよ、今の私!
1週間後には、これをクリアしてやるんだから♪


本気で出版をします!!そのための貯金にします♩出版した時には、帯を書いてくれませんか??