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2020年春体修塾ミニキャンプ結果報告

1.2020年春体修塾ミニキャンプについて

今回、新型コロナの影響も受けましだが体修塾の最初の取り組みとして「春休みミニキャンプ」を開催しました。参加してくださった選手の皆さん、保護者の皆さんありがとうございます。

3時間の練習で、コロナの影響もあるので最大3名での練習とさせて頂きました。

3時間のメニューは守備スキルトレーニング含め30分、スタビリティーを中心としたトレーニング30分、打撃(ティーバッティング15分、前トス50分、手投げ50分)約2時間というメニューで行いました。

打撃メニューを多くした理由は、1つ目は打撃練習がチーム練習で一番効率が悪いと考えるため少人数の価値が最大化する所は打撃練習であると考えている点、2つ目はラプソードのヒッティングを準備していた点があげられます。

2.ミニキャンプの成果について

練習の効果を振り返る指導者は少ないです。体修塾は数値をオープンし、その成果を振り返ります。

振り返るデータはラプソードによる打撃成績を使用します。キャンプに二回以上参加してくれた選手のデータを調べました。

[打球初速kph]

A選手 133kph → 143kph 結果 10kph up↑

B選手 137kph → 145kph 結果 8kph up↑

C選手 140kph → 147kph 結果 7kph up↑

[飛距離m]

A選手 91m → 96m 結果 5m up↑

B選手 95m → 101m 結果 6m up↑

C選手 96m → 102m 結果 6m up↑

すべての選手において数値を上げることができました。ですが、この数値上昇が統計的に有意性があるかはわかりません。初回と2回目以降に計測環境が変わった所はありません。同じバットで、同じ位置で行っています。

この数日、コロナの影響で選手のフィジカル的な部分が飛躍的に成長したとは思えません。むしろ、日々体は鈍ってきていると思います。

【何がその数値上昇に影響したのか(考察)】

・「正面衝突率」があがりました。

私は、打撃指導において「正面衝突」というキーワードを重視しています。今回は一球ごとにフィードバックが出るため、どのようなインパクトフォームが初速が上がるのか弾道が上がるのか、どのようなコネクションが初速が上がるのか弾道が上がるのかを選手に思考してもらい、また私と会話をする中で「スイングメイク」してもらい、また自分と対話する、を2時間繰り返し合計300球近いボールを打ってもらいました(もちろん連続ティーなどの身体を酷使するメニューは一切していません、前トスや手投げなどの前からくるボールのみでです。)。

私は、「この理論が正しい」とか「自分の理論を完全に実施しろ!」というタイプの指導者ではないので会話の中から、選手に納得してもらって、実践してもらいスイングを共創っています。

今回、参加してくれた選手は素直な選手も多く、私のアドバイスを真剣に聞いてくれて試してくれた選手が多かったため結果につながってよかったと思っています。数値的にも、実際の打球を見ても「正面衝突率」があがったと考えています。

・パートスキルトレーニングをたくさんしました。

今回、選手には一番つまらないと練習「パートスキルトレーニング」をたくさんやりました(ちなみに、私はパートスキルトレーニング大好きです。なぜなら、それによりスキルが上がることがわかっているからです。)。パートスキルトレーニングとは守備や打撃のスキルを部分的に取り出して練習することです。打撃に関しては、トップハンドスキル、ボトムハンドスキル、ストップスイング、スタビリティートレーニング、フィジカルトレーニングを屈指してスキルをインプットしてもらいました。

選手が、面白いと思っていたかというと…正直わかりませんが、結果につながったことから意味を見出して欲しいです。個別指導でもないと、こんなに細かい練習をできないと思うので今回はやらせて頂きました。

3.少人数練習の価値

これは、私のことを知って下さっている方は何度もお伝えしていることですが、今回のミニキャンプを見ても明らかです。個別指導が野球指導のスタンダードです。個別練習ありきのチーム練習です。全体練習2.3回でこの成果を出すことはできますか?例えば、1打席5球交代で、2時間打撃練習をしても一人の選手が打てる打球数は100球には行かないと思います。しかも、感覚的な部分が大切な打撃において5球で何が身につくのか…集中力ですか?とても曖昧ですよね。私は、慣れるさせるだけのものだと考えています。

スキルを向上させようと考えたら個別・少人数指導しかありません。ぜひ、野球界に個別指導の文化を広めていきたいです。そして、興味があれば体修塾を体験してください。打撃の概念がひっくりかえります。

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記事を読んでいただき、ありがとうございます。もし宜しければサポートをお願いいたします。新潟県の野球のために使わせて頂きます。その内容も、必ずnoteで報告させて頂きます。よろしくお願いします。