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手放すモノ、手放さないモノ

7月に断捨離宣言をしてから、

「これ、本当に要る?要らない?」を自問自答してきました。

いろんな本や、雑誌、ブログをみたりしては、捨てたい気持ちが高まりなんでもかんでも捨てたい時期になってた気がします。

そこで、まず捨てたいと思ったのが「炊飯器」です。

炊飯器は、いろんなミニマリストさんの本でも最初に捨てた。と紹介してあったり、鍋で炊くごはんのおいしさを知ったら炊飯器には戻れなくなった。とか。とにかく、炊飯器そのものが悪みたいな気持ちにさえなっていました。

それで、家族に炊飯器を辞める!宣言をして鍋で(ストウブを持っていたのでこちらで)お米を炊くことにしました。

ネットで調べて30分お米を浸し、強火でグツグツ泡がたってきたら弱火にして10分。蒸らしに10分。

できたてのお米。さぞかし美味しいと家族が喜んでくれるだろうと思っていましたが、なんと大失敗・・・。お米に芯が残ってしまったのです。

それでも諦めずに、1週間はストウブでお米を炊こうと決意して、1週間続けました。最初は失敗したけれど、やっていくうちにコツはつかめてそこそこ上手に炊けるようになったと思います。

それで、家族に聞いてみました「炊飯器で炊くごはんと、お鍋で炊くごはんどっちが美味しい?」

すると、娘が遠慮がちに「どっちも美味しいけど、お鍋のほうはちょっとべっちゃっとしてる・・・。」と。正直な意見です(笑)

実は、私は夜ご飯ではお米を食べない為、次の日にしかご飯を食べていなかたのでよくわからなかったのですが、結論として、炊飯器のごはんは十分美味しいということになりました。

そして、我が家ではお手伝い制度があり、お米を研ぐ→炊飯器で炊く は今まで小5の息子の仕事だったのです。

お鍋で炊くにはコツが要るのですぐには無理と思って、私が担当していましたが、正直めんどくさい作業です。

もともと楽をしたくて始めた断捨離だったのに、自分の仕事を増やしては本末転倒です。そして、息子のせっかくのお仕事をうばってしまってはいけませんね。

というわけで、我が家の「炊飯器の断捨離計画」は断念しました。

けれども、1週間試して良かったところもありました。

夏休みにみんなでキャンプに行った時に、鍋とガスコンロを持っていってお米を炊いたのです。いざという時、鍋でごはんが炊けるスキルは役に立ちそうです。

よく考えてみると、ミニマリストになりたい自分が先行してそもそもの目的を見失いかけていたような気がします。

私の目的は「丁寧な暮らし」ではなく「楽して暮らしたい」でした。

これからはミニマリストを目指すのをやめます。完璧は目指さない。

とにかく、全てを鵜呑みにせず、自分の家に合うか、合わないか。

楽しみながら実験を繰り返していきます。


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