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これから未来がどうなるか、誰にもわからないけれど(乃木坂46)

2024/8/21にリリースされた乃木坂46 36thシングル「チートデイ」の配信が始まりましたので、恒例の曲を一通り聴いて、それについて勝手な感想を書きますね。

全体的にはコーラスやハーモニーを積極的に取り入れたりと、歌唱により力を入れてきたっていう印象です。これまでの乃木坂といえば、舞台や映画など多くの俳優を生み出したように演劇ができるアイドル(それは初期からAKBグループとの差別化要因のひとつとして今野さんが目指してたもの)だったけど、歌えるメンバーが増えてきたことにより歌がいいアイドルとしても目指し始めたのかなってカンジです。

タイトル画像は金魚アルルです。

Type-A〜D,通常版
36thシングル選抜メンバー

センターは33rdに続いて井上のにゃんちゃんですね。
曲を初めて聞いたときはそれほどインパクトは感じなかったけれども、MVが公開されて何度も聞くにつれて乃木坂の夏曲という雰囲気がとても良いと思いました。
この曲は同じ夏曲の「ジコチュー」っぽさ満載で、そのほかには33rdでなぎちゃんが叫んで評判がよかった(少なくともワシ的には満点の)「It's the single life!」を、「ごめんなさ〜い!」でもう一回やることでファンの心を鷲掴みするぜ、ってことなんだろうなって思いました。

歌詞の雰囲気は「ガールズルール」っぽいけれど、あの歌詞での表現のすごさ(日本語としては間違っているんだろうけれど、夏のドピーカンな晴天を簡素に、そして的確に表現した「空は高気圧」とか、目的地の海が近づいてくるワクワク感をその場の状況説明だけで表した「全開にした窓から 潮風に乗って 波音か近づいてくる」とかいうヤツ)と比べるとちょっと凡庸な気もしないでもないですが、フロントに5期生を3人並べ、その両側を4期エースのかきさく、後ろには乃木坂リーダー格のうめくぼを配した強力布陣を始め全体的にとても良いと思いました。三列目だけどセンターの後ろに見えるアルルやさくたんもカワイイのでとても良いです。
曲やアレンジの出来については、「単純なコード進行だけど、丁寧なアレンジが素晴らしい」と、いつものCrahsさんが詳細に解説されておりますので、そちらを参照ください。

5期生を高校生に、3,4期生を大学生に設定したり、和ちゃんを中心にフロントの5期生3人を主人公にしたり、実際のメンバーの関係性が思い起こされるシーンなどファンは大喜びなMVでした。

Type-A〜D,通常版
池田瑛紗、伊藤理々杏、井上和、岩本蓮加、賀喜遥香、田村真佑

36thシングルでいちばん好きなのはこの曲ですね。
初めて聴いたときから「これはいい」と感じました。
歌の構成もハーモニーを多用したり聞かせどころでファルセットをカマしたりと意欲的だと思うし、乃木坂曲の雰囲気を感じさせながらもこれまでの乃木坂曲とはちょっと違う雰囲気もあってマルでした。
やっぱかっきーとりりあんの二人が歌唱を引っ張ってる印象で、歌うまメンバーに引っ張られて周りの歌も違和感なくいい感じでとても良いですね。
ライブでは披露しづらいと思うけれど、とても好きな曲です。
で、表題曲に並んですべてのタイプに収録されるこの曲なんだけど、通常はそれにはアンダー曲。そんなふうにちょっと変則的なCD収録構成なのに何か意味があるのかな?やっぱそれってスポンサー絡みなんかね。

Type-A
36thシングルアンダーメンバー

アンダー曲のセンターは満を持してって感じで奥田いろはちゃんです。誰もが納得のセンターだし、MVをみればどこに出しても恥ずかしくない「乃木坂46のセンター」でした。
いろはちゃんは本当に美人になったと思うし、舞台やライブ経験を重ねて自信が付いてきたんじゃないかなって思います。

曲はこれまでの明るいカワイイ曲調ではなくクールで、初めて聴いたときには櫻坂(あるいは欅坂)を思い出しました。

その時の感想は前に投稿してるので詳しくはそちらもどうぞ。

MVは曲と同じくクールでかっこいい。いろはちゃんもセンターとしてのオーラをまとい、センターとしてアンダーメンバーを引き連れているって印象でスバラシイです。アンダーライブがどうなるかたのしみ。

おなじみCrahsさんがこちらも評価されております。


Type-B
五百城茉央、奥田いろは、川﨑桜、筒井あやめ、弓木奈於

乃木中企画の軍団「首ンセス」の軍団ユニット曲。
イントロの歌詞とメロディーをはじめとする歌詞を繰り返すフレーズが印象に残る曲。
このCDに含まれる軍団曲は3曲ともちょっと平成を感じさせられるものですね。茉央ちゃんといろはちゃん、あやめんとさくたんのコンビにリーダーの奈於ちゃんの声がちょっと甘いんだけど強めの曲にもあってて良い感じでした。
こいつもコーラスが効果的に採用されてて良いです。

Type-C
池田瑛紗、一ノ瀬美空、小川彩、菅原咲月、田村真佑

「まゆたん商会」の軍団曲。
曲全体はロック調なガールズバンド的で、これまた平成っぽさを醸し出していて、イントロのギターの音(逆回転?バイオリン奏法?)と通常のドラムと違うティンパニーらしい打音が、これがより一層平成感を感じる原因なのかもしれない。
こいつもコーラスがあるけど、メンバーじゃなくて別のコーラス部隊なのが残念でした。
全体的には「夢を見る筋肉」をスローにした印象です。

Type-D
佐藤楓、冨里奈央、中西アルノ、林瑠奈、松尾美佑

何かとおもしろ要素満載な「楓さん正そう軍団」の軍団曲。
いきなり出だしのエレピと4つ打ちリズムで「ROUTE246」かとおもいましたが、ウォウウォウ言わないので違う曲だと気が付きました。そんなすぐに小室サウンドを思い出させるくらい平成な曲です。
歌詞は「「じゃあね」が切ない」と同じ趣向で、曲からは軍団長のでんちゃんセンターの「届かなくったって」も思い出しました。
淡々としたメロディーのなかで、アルルの声はすぐに分かります。
音の上下が少ないし、カラオケで人気になりそうな曲。ライブでもパフォーマンス込みでウケる気がする曲です。ラストのコーラスがとても良く、お気に入りです。

通常版
5期生曲

これはイントロから昭和歌謡曲の雰囲気で、初めて聴いたときにサザンが時々やる昭和歌謡リスペクトな曲かと思いました。(または、松任谷由実さんの「真夏の夜の夢」)
メロディーやリズム、アレンジすべて昭和・平成風でめっちゃかっこいいです。イントロやサビからBメロへのつなぎ部分の演奏などが、いいカンジな歌謡曲風味満開でかっこよすぎ。それにいつもはおちゃらけなみくちゃんがクールでかっこよいのもまた一層ステキです。

初めて聴いたあとの感想を投稿してるんで、そっちも参照してください。

そんなわけで、また書きますね。

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