タダでも良いので働かせてください!の設計

タダでも良いので働かせてください!を設計することってこれからめちゃくちゃ重要になるんだなと感じた話。

千と千尋の神隠しでも見られたシーンだが、自発的にこの言葉を促せるような組織を近い将来に作っていきたい。

ただこれがまた難しい。
言うは易し行うは難し。

これは数値化できないものの先にあるのだろう。少なくとも合理化の追求の先にはない。もう合理化の時代は終わっている。なぜなら機能で差別化が図れなくなった、かつ消費者の数が減っているから。合理化ではファンは作れない。非合理にこそ人間の心の針は触れるし、非合理な人間にこそ惚れる。

機能で差別化が図れ、多くの人に売れた時代は合理化が最優先であった。もうすでに少ない人に高く買ってもらう(単価を上げる)というゲームに入っている。

広く浅くより、狭く深くでないと購入のハードルは超えない。そのためには機能ではなく、意味訴求していくこと。人や理念にも紐づけること。

ブランディングの重要性とコミュニティの創出というのが本当に本当に重要。数字化できないものとはなんなのか。世界観やストーリーによりクールさの設計はその1つ。

「その商品やサービスを使っている自分が素敵」というファッションにならねばならない。

僕はサウナ経営に興味があるが、機能で訴求していくのではなくファッションブランドとしてのサウナを構築していく必要がある。

サウナの機能の積み上げによるボトムアップ型ではなく、思想や哲学をサウナに落とし込むトップダウン型のアプローチだ。

ただ、僕は間違いなく凡人の部類にカテゴライズされるので僕自身では世界観やストーリーを作り出すことは難しいんだろうなと感じる。

ただ、フィンランドに足を運んでサウナの原点を体験したり、ドイツのアウフグースを体験したりすることで内側で醸成されていくものはあると思う。

僕自身は思考(アルゴリズム)に能力が足りてないという依存にインプット量が少ないので編集素材が少ない状態で調理しようとしていることに問題がある。

こんなことを考えている暇があれば今すぐにフィンランド行きの航空券をポチってしまうくらいじゃないと人生は変わっていかない。ただ仕事や家族などがあるのでポチれない自分がいるのも事実。なのでこうやって言語化している。

あくまでボンヤリとした理想論だが、思わないことには始まらない。最初は狭くしてコミュニティの濃度を高めておく。下手に広げて埋めない。そうしないとキャズムは越えられない。

途中から相乗りできる世界観やストーリーを構築することで途中乗車しやすくしておくことも大事。まずは今からできることとして、タダでも良いので働かせてください!を作り出せるように日常の気づきを言語化して解像度を上げておく。

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