”道”のUI・UXをつくった仙人アバター「千利休」
こんにちは、長谷川と申します!
世界ストーリー図鑑の第5段は、千利休を分析していきます!
千利休(せんのりきゅう、せんりきゅう、大永2年(1522年) - 天正19年2月28日(1591年4月21日))は、戦国時代から安土桃山時代にかけての商人、茶人。 引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/千利休
わび茶。茶聖。
お茶といえばこの人!な千利休です。歴史の教科書で一度は見たことあるんじゃないでしょうか!お茶のイメージが強い千利休ですが、プロフィールに商人という言葉があったりといろんな側面がありそう・・・!一体どんな人なのか!裏側に流れるストーリーを分析していきます。
千利休のストーリー
UI・UXの天才
千利休の茶の世界はただの作法に止まりません。茶室にいくまでの道のり、茶室の空間、その中で行われる作法、使う道具、全てに茶を通じて感じて欲しいことがあったのだと思います。豪華な装飾や高価な唐物ではなく、五感のすべてで感じられるようデザインされた”体験”だからこそ、一期一会などのわびさびの深さが現代人の我々にまで伝わるのだと思います。
道が乗り移った仙人アバター
数百年続いたわび茶を完成させたことや、信長や秀吉などの時の為政者にアドバイスをしてきたことから見えるのがこのストーリー。大きな時代の流れを捉えて、今すべきことや役割を自然と捉えることができる。自分が何かをやるというよりも、大きなものに使われているような感覚。そんなストーリーです。秀吉から切腹を言い渡された時に茶室の鍵をなくしたと言ったという言い伝えがありますが、その余裕は全て天命というか分かっていたことというか・・・そんなどっしりとしたストーリーをかんじました。
時間・物・人 全てが平等
信長や秀吉などの時の権力者とも遠慮することなく対等な関係を持っていたようです。それが現れているのが利休設計の待庵のにじり口。茶室に入るための入り口で、帯刀を外しどんな身分の人でも頭を垂れて入室する設計は、どんな人間でも上下はなく平等である。そんなメッセージを感じます。他にも倉庫業をしていた商人の家に生まれ、自身も財をなした側面もその一つです。悟りや仏教徒になる人が多い茶の道において、俗世間であるビジネスも彼にとっては一つの事象に過ぎず抵抗なく扱えたのでしょう。全ての事物事象が彼の前では等しく見えていた、そんなストーリーです。
特徴を表すパターンと役割分担
その人の特徴を表すパターンと役割分担も分析していきます。
パターンとは、人生の中で何度も起きる同じような結果をもたらすプロセス(過程)のこと。本人にはデジャビュ(以前に同じ事が起きたような感じ方)のように感じられ、想定した通りの結果になる一連の経験。
彼のパターンというよりも、彼の存在自体こそが相手に気づきを与えることが多かったのだと思います。相手に合わせて変わるようなそれでいて変わらないような存在で、相手が一緒にいるだけで、写鏡のように自分のできていない所や直したいところ見せていた。そんなパターンとして表現しました。
役割分担とは、3人以上の人間が集まった時、基本的に自分が取りがちな人間関係での役割
ストーリーにも大きく関係していきますが、師匠から道を継承し完成させたり、様々な為政者との関係性や、多くの大名から慕われていたことを表現してみました。どこにいても違和感なく枯山水の置き石のごとく、心地よいポジショニングをしていたように感じます。
参考文献
千利休wiki https://ja.wikipedia.org/wiki/千利休
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次回はLINE社を扱います!zoomくらい浸透しているかもしれないLINEはどんな会社なのか!
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