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表彰式という大舞台に立たせてもらったお話

(今回はどうしても嬉しかった思い出を文字で残しておきたかったので、大切な思い出として
記しますので、いつもよりとびっきり長いですので、
お気をつけください。)

私は3年間勤めた前職時代に一度だけ、
表彰式で100名以上居る社員の中、表彰されたことがあります。

前職は結婚式場を運営している会社の
ある店舗で事務をしていました。

本来なら営業さんと関わることのないような内容の事務仕事をしていたのですが、
会社の方針で営業さんの中で一人事務をしていました。
(もともとサービスをしていましたが、色々なご縁が重なり産休に入る方の後任にどうかな?とお話をいただき経験を積みたくお話をお受けした形です。)

ここでの事務のお仕事と言っても、
営業さん宛の電話もバンバン取るし、荷物の受け取り、忙しい時間帯はお客様のお出迎えや片付けなど、自分の仕事と同じくらい営業さんのサポートもしていました。

もちろんサポートは嫌いなお仕事でなく、
むしろ率先してやりたい側なのですが、
事務作業と月の時期によっては仕事量が増える時もあり、
気持ち的にサポート側にまわる余裕がない日もありました。
でも私は一緒に働いていた同僚や上司が
とても大好きで愛していましたし、
そして同じくらい愛されてもいました。

だから事務も営業さんのサポートもすごく頑張りました。
時には本部にいる事務側の上司に仕事が
疎かになっていないか?とお叱りも受けました。
でも私はここの職場の人たちが誰一人余すことなく大切で大好きだったので力になりたく
本当に本当にいつも全力でした。

そこまで頑張れていた理由は同じ店舗にいた
営業さんの影響です。
彼女はどんな時でも笑顔でした。
辛くてもしんどくても怒っていても、
他の人には自分の感情は関係ないという姿勢を持ち、笑顔でいつも接してくれていました。
私よりも歳が下なのに精神年齢はとてもとても大人でした。
彼女は会社のエース的存在でした。
故に本当に社員からもお客様からも、
パートナーさんからも愛されていました。

私は彼女に憧れ、尊敬をしていました。
事務で一人の私のことも良く気にかけてくれていました。
彼女と働けた日々は私の人生に大きな影響を与えました。
すごくポジティブで素敵な影響を。

そんな彼女を目指し目標に、サポートを頑張る時も常に笑顔で、
例え忙しい時期でも笑顔で相手の思いに応える
ということをしていました。

それを八方美人ととる人もいると思います。
でもそれは忙しい店舗にはとても大切なことだと私は思うのです。

私の会社は人気の会場で土日はひっきりなしに
打ち合わせと新規のお客様が来ていました。
ご飯やトイレさえも惜しむ営業さんを見ていると、
頼みやすい誰かがいることがどれだけ救いなっているかわかるようになりました。

そんな風に事務の仕事もサポートも頑張っていた頃、ちょっとした不満の積み重なりで、
かなりストレスになっていた時期がありました。
もちろんサポートもしたいけど、事務として
まっとうできなくなっている自分に気づき、
苦しくなっていました。

そんなモヤモヤを抱えながら過ごしていた時、
年に一度の表彰式がありました。

そこでは基本的に営業さんの個人的な成績や
店舗での達成成績が表彰されるので、
事務での評価はないのです。

私の大好きな営業さんたちの名前が呼ばれるのを聞き、
その人が嬉しくて泣いている姿につられて泣いていた時...

私の名前が呼ばれました。

表彰台へと導かれて、素敵なメッセージが入った賞状をもらい、やっと現実に心が追いついた頃、私は嬉しくて泣いて泣いて、泣いていました。

ふと自分の店舗の机を見ると同僚や上司たちも
涙を流してくれていました。
この時私は心から、
『この人たちのために頑張れて良かった』
と思いました。

そして、私のことを見てくれて評価したいと思ってくれていた人が会社に一人でも居たことが本当に本当に嬉しかったことを覚えています。

良く言う、『見ている人は見ている。』
という言葉に社会に出て何度も救われて来ました。

その言葉をこの時も大きく実感しました。

そしてこの表彰の裏には憧れて目標にしていた彼女の存在があります。
彼女に出会えていなかったら、一緒に働けていなかったら、きっと私は腐っていました。
仕事のやりがいなんてみつけられず、
誰かのために動きたいと思える人にはなっていなかったと思います。
彼女に助けられ彼女が更に人生を良いものに変えてくれました。

その表彰式からもうすぐで一年が経とうとしているのですが、あの時の出来事は現職で心折れそうになった時の大きな支えになっています。

辛いことやしんどいことがあるたび
一緒に苦楽を共にした同僚や上司たちを思い出し、表彰式を思い出し、自信を取り戻しています。

そしてあの時の経験が今の私の人間力の土台を固めてくれました。
これからもそんな経験を積みながら歳を重ねて、人間力を上げていきたいです。

という嬉しいお話でした。

普段、ぱぱっと気楽に楽しんでいただけるように短い記事を書くような心がけていましたが、
記録として書きました。

貴重なお時間をありがとうございます☺︎☺︎☺︎
ここまで読んでくださったみなさまに、
最高な時間が多く訪れますように。

ありがとうございます。

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