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アラフィフガチ婚活20 スピード婚その後

こんにちは。アラフィフのバツイチ男性です。

ホワイトデーに無事入籍しました。12月末のお見合いから3ヶ月弱での入籍となりましたが、その後は思ったよりも仲良く楽しくやっています。


●結婚相談所の退会

2月中の退会を申し合わせていましたが、先に奥様が相談所の退会を済ませていました。

「トニーさん、ホントに退会するのよね…?」

という疑念の目を向けられつつ、翌週に私も退会手続きを行いました。

私の退会手続きはホテルのカフェで。周りはお見合いしているカップルもチラホラ見かけました。つい2ヶ月前までは自分もお見合いしている側の人間だったのに、なんだか遠い日々のように感じました。

成婚退会費用は現金でお支払いし、書類にサインをして手続きは終了です。

翌日、IBJのアプリを立ち上げてみると、既にログイン出来ない状態。ああ、これでお見合いの日々が終わったと実感しました。過去にお会い頂いた女性の皆様の状況もわからなくなりましたが、最後まで諦めずに、皆様に頑張って欲しいと心から思っています。


●新居探し

都内での2LDKの賃貸物件探しに苦労しました。2021年2月という時期が特殊だったのかもしれません。

不動産屋さんによれば、

・コロナで人事異動が少なくなっていて、市場に供給される物件数が少ない

・リモートワークが普及し、仕事部屋の確保が出来る2LDKに人気が集中

ということらしく、物件に申し込みが集中してしまっていたようです。場所的に大学も近いので、入学生需要もあったのかもしれません。いくつか申し込むも、別の方に決まってしまったり、結局希望の物件契約は出来ずじまいとなりました。

話し合いの結果、奥様が住んでいる1LDKの物件に転がり込みました。手狭ですが敷金礼金や引っ越し代、家具購入費用を抑えることが出来るし、お互い荷物を絞り込んでなんとかなりそうです。しばらく狭いところで、一緒に寝るのも夫婦円満に繋がるとポジティブに考えています。


●結婚式

披露宴はやらないことで合意しています。私がバツイチだからか気を使わせてしまったのかもしれません。せめて初婚の奥様にウェディングドレスを着せてあげるのは男としての役目だと思っていますので、どこか旅行先でこじんまりと結婚式をするか、フォトウェディングにするか検討中です。

初老の二人ですが、それでも一番若い日々の写真を残すのは僕らの将来にとって意味があることだと思っています。心配は、私が「新婦の父」に見えてしまわないかということですが、写真屋さんが上手く撮影してくれることを信じています。


●指輪

指輪の下見には3回。銀座を中心に数々のブランドショップで下見を繰り返しました。ハイブランドで婚約指輪、結婚指輪の両方を御所望され、お金が最もかかったところです(私の結婚指輪を入れると百万円に近づいた)。まあ披露宴もやらないし、引越し代もかからない、家具も買わないので、僕に拒否権は無いと思いました。

僕の結婚指輪代は「指輪は交換するものだからもらえたら嬉しい」とお願いし、支払ってもらいました。


●入籍

再婚を機に、別の市区町村に戸籍を移すつもりでいました。バツイチの履歴を消すためによくある話で、奥様にも同意頂いてました。

しかし、ここに大波乱がありました。

婚姻届を出した翌日に役所から電話があり、「筆頭者の方は戸籍の移動が出来ません。現在お住まいの●●市へ奥様が入籍することになります」と言われ、何のことですか?何故でしょう?となりました。

よくよく話を聞くと、私の戸籍に親権を持たない子供の籍が残っている、という意味だったのです。

離婚時に、前妻からは戸籍を移しましたという話を聞いていたので、当然子供も一緒に移っていると思い込んでいました。

また、その後戸籍謄本の全部事項証明を取得したことがありませんでした。私もわざわざ離婚履歴を見たくはないため、一部事項証明で済ませてきたためです。

役所の方によれば、子供の戸籍を前の妻の戸籍に移動させれば大丈夫ですよ、と言われたのですが、それには家庭裁判所への申請が必要だと聞いて、すぐには無理だと理解しました。

婚姻届を受領してもらうためには、私が筆頭者である現在の戸籍に、奥様の戸籍を移すしかありません。しかしそこには娘がいるので、奥様はかなり動揺しました(いきなり娘の母親になるのか?そんなの知らないし聞いてない、相続などが発生したらどうするのか?等々)。

しかし、実態としては戸籍と親権とは全く別の制度であり、戸籍が一緒になるからと言って母親になる訳でもなく、相続が発生することはありませんが、すぐには理解してもらえず、故意ではないことも信用してもらえませんでした。前妻の陰謀ではないかと言われたり。入籍直後の最大の危機となりました。

かと言って未成年の子供に、今すぐ家庭裁判所に行ってきてくれ!と言えるわけもなく、奥様をなだめながら、二人で色々と調べ、特段問題は無いことをお互いに理解することで落ち着いたのでした。


●家事

奥様は元々朝ご飯はほとんど食べない人ですが、僕が朝ご飯と味噌汁を作っています。夜のご飯も出来る時は作るようにしています。

ようやくこの歳になり、男性は洗濯や掃除をやるより、ご飯を作る方が喜んでもらえ、感謝される度合いが高いということに気づきました。あとトイレ掃除も積極的にやった方が良さそうです。

私は結婚して奥様に「家事が増えて大変になった」と思われたら負けだ、と思ってます。少しでも「この人と結婚して良かった」と思ってもらいたいので、家事の分担もルール化するつもりです。


●最後に

というわけで、私の婚活は7ヶ月目で終わりました。本当は3ヶ月くらいでサクッと済ませるつもりが長引いてしまったのは自分の思い込みやこだわりによる部分が大きかった気もします。

でも、最後は本当にあっという間でした。スピード入籍の彼女とはお互いの存在に感謝し合いながら、楽しい時間を重ねています。彼女は「私が奇跡的に結婚できたのはトニーさんのおかげ」「トニーさんが結婚に導いてくれた」なんて言ってくれていますが、私もアラフィフで再婚が叶ったことを、素直に彼女に感謝していますし、明るく前向きな彼女との生活がとても楽しいです。今の気持ちを大切に、ずっと仲良くいられたらと思っています。

また、こちらのnoteを書くことで、自分の気持ちや考えを整理することが出来て、苦しい婚活のモチベーションを維持出来たのはとても助かりました。また、数多くの方が婚活に取り組まれて悩んでいることも知り、自分の励みになりました。

今後はひっそりと彼女と向き合って暮らしていくこととし、一旦ここで筆を置きたいと思います。今やアラフィフ以降の婚活も当たり前になっているようですので、私の駄文が誰かの参考になれば嬉しいですし、皆様の成功を心より祈念しております。お付き合い頂き有り難うございました。

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