見出し画像

劇とかコントとかなんも分からないけど最高のアーを見たぞ!っていう話

・別に避けてきたつもりではないが、きっかけがなかったのと、触れたとしてもディズニーランドでやっているような30分で終わるようなミュージカルショーとかで満足できていたのでわざわざお金払って劇に行こうとは思わなかったが、私と普段からインターネット上に仲良くさせていただいている方が、「明日のアーはとても最高だから一緒にいこう。まだ間に合う。千秋楽、行こう。」強く誘ってくださったのでその場のノリでチケットを購入して最高のアーに行くことにした。 これはそういう感じの先々週の日記。

・公演は数日にわたって行われていたので、インターネット上でめっちゃ良いとか不条理が濁流になって押し寄せるとか言われていてずっとタイムラインを見ながら当日までそわそわしていた。あと舞台に立たれる方でデイリーポータルZで執筆されている方とかがいらっしゃって、記事とか見たほうがいいのかな〜とか思っていたら、気づいたら開場2時間前とかだったし、同伴の方も最初見たときは全然誰がどんな文を書いているなんてわからなかったから大丈夫と言ってくれたので、まぁ〜どうにでもな〜れ!と何も見ないで観劇することにした。てかそういうものじゃない気もするけどね劇って、でも知らない人からするとなんもわからないじゃん劇って。


・会場に入り、初めてあのステージを見る。

画像1

・これね。ツイッターとかでも散々見たけどやっぱり生で見ると装飾の細かいところまで見れて「わからない」が画像よりもくっきりと現れてきて、んぁん?ん〜〜〜?!!??ってなった。あと始まるまでずっと流れていた曲が独特で今でも離れない。どんな曲かは忘れちゃったけど。離れないという事実だけがこびりついていて、気持ちが悪い。


・幕とかがないので始まったのか…?とずっと始まるまで断続的にそわそわいると、ちゃんと分かりやすい始まりで始まった。おっ、なんか早速とんでもないことが起きてるぞ!状況が分かりそうなタイミングの直前にまた余計分からないことが始まっている?のか???なんか理解するよりも体感で楽しむのがいいのか????んんんんんん?????でも滅茶苦茶面白いということは分かる!!!!!

・あとこれ多分出ている人とか予習しなくて正解だったなとちょっと思った。のめり込むまでの数分は「あぁ、あのよシまるさんが暴れてるな〜」とか「あの方デイリーで見たことある人だよな〜」みたいに思っちゃったので…よく知っている人が書いた小説を読むと最初うわーーーってなるのと一緒で、途中からは誰がなんだとかは気にならなくなるんだけど明らかに最初入り込むまでノイズになっていたから、真っさらで見られるなら真っさらで見たほうがいい。

・こういうコント劇ぅて内容をどんなに書き連ねてもこういう面白って基本伝わらないんだよな…でも良いってことは伝えたい…ぐぬぬ……ちょっとチャレンジしてみてもいいですか?

\いいよ/

😘😘😘

・私が特に好きな「撥水書道」っていう撥水スプレーを半紙に吹き付けて書道をすると墨汁が全部滴るっていうことをするだけの演目について書くぞ。前のコントが終わり、演者が全員一旦引き暗転すると、いきなり演者が「撥水!」「撥水!」と道具を手に持ちながら叫びながら袖から現れてきて、太鼓とかバンバン鳴って会場がなんだなんだという雰囲気になる。中央で仁王立ちした書道家が撥水スプレーを下に敷いた半紙にこれでもかと吹きかける。そして「乾燥!」と言いながら書道家がスプレーを横に手を出すと、ほかの演者が「乾燥!」と返事をしてスプレーとドライヤーを交換して手渡し、ドライヤーで書道家が乾燥している間も周りからは「乾燥!」「乾燥屋!」と大声が飛ぶ。ドライヤーで十分に紙が乾燥するとドライヤーを置き、すずりを取り出して「撥水書道ーー!!!ヤーーーーーー!!!!!」と叫びながらおもむろに筆を紙に押し付け何かしらの文字を書く。そして完成した作品を前に掲げると墨汁が全て滴ってびしゃびしゃになる。太鼓がなって観客がゲラゲラ笑いながら拍手をすると暗転し、上からのアングルで撥水書道をする映像が流れる。

…っていう演目なんですけどどうですか?理不尽な面白が連続的に押し寄せる感覚が伝わりましたか?

・あっあと、伏線とまではいかないけど他のコントの内容とかポスターとか公演の名前とかがコントのなかで一瞬さらっとあるいはどっぷりと伏線回収みたいに触れられるオタクならみんな好きなやつがあって最高!!!!ィアーーーーーーーーッ!!!最高!!!ってなった。入り口で配られるフライヤーの群れの中に劇に出てくる架空のゼミのチラシがはいっているのとか一番嬉しいタイプの「それ」じゃん。

・あっというまの2時間だった。今回は最終公演だったのもあり撤収とかあるから早めに終わるのかなと思っていたら、本編でやったコントの応援上映(観客も声出していいやつ)を最後にご好意でやって頂いた。こういうのやったことないけど同伴の方がめちゃくちゃ声出していて羨ましかったのと、ずっと見ていて自分もなにかやりたいという煩雑なモチベーションが抑えきれなくなって自分もワーキャー叫んだ。大声出している時が一番アッパラパーに慣れて楽しい。


・公演が終わった後物販でお土産として台本を買った。1000円ぐらいだと思っていたに600円と聞いて安すぎて詐欺かと不安になったが、開いたらちゃんといっぱい文字が書いてあった。すげ〜。



・終わった後ずっと考えていたことなんだけど、こういうのって最初行くまでが大変なんだよね。だって気まぐれで行く?劇???面白いもの見たければYouTubeとかで面白いコントで検索すれば事足りるなってなるし、面白い以外の情報が出てないし予告映像もないなにが起こるかわからないものに時間とお金をポンと出すのも怖すぎない????でも明日のアーはインターネットが好きな人が好きなタイプのオモロがいっぱいあって来年も行きたいぐらいには最高だったから、私みたいになんも考えずに衝動でチケット買って見てほしい。最悪なんならついていくよ?




私はそこの「キミ」からのリプライ待っているからね?



待ってるよ

スキを押されたら飛び跳ねちゃうぐらい嬉しいし、お金も人並み以上に好きです。でも、最後まで読んでくれる貴方が一番好きかもしれません(チュッ)