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行脚らしい恰好

朝からはじまり、朝まで踊り続ける房総行脚と輪栖レ太おどり。
ただの歩くを繰り返すたびに、その意味が分かってくるような気がしています。

しかし猛烈な雨が止まりません。和服で出発して、今はレインコートを着ています。和服の上に洋風のコートを着るのは、変ではないか。なんて考えるうちに、そもそも和服に作業ズボンの格好で日常の中に入ろうとする自分は、街中では悪く目立つものだったのではないか。それらしい恰好をすることが行脚なのだろうか。いや、街の違和感として残っていてもいいのではないか。むしろコートを着ない方が良いというのが違和感ではないか。。。

気持ちが原点へ原点へ戻ろうとするのは、雨にうたれ過ぎたことと、身体の痛みとのいい付き合いを探し続けたこと、からかもしれない。

そもそも行脚とはなんのか。50年後にこのおこないはどう伝わるのだろうか。思い込みによらず考えすぎずのバランスを探しながら、またそぎ落とされていくような気がします。

雨はまだやみません。

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