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漫画史を変えた漫画家10傑

タイトルは釣りです、すみません。
漫画史をかえた作家10傑!なんてものを選ぶとすると絶対に上手くまとまらないけど、多分こーゆう人をいれとけば間違いない的に落ち着くし、やっぱりそこでは手塚先生がマストであるということがまた一つ証明されたかナーって感じです。
『日本の漫画史を変えた作家』、“漫画の神様”手塚治虫が貫禄の1位 ニュース-ORICON STYLE(14年前の記事ですが残っていました、オリコン凄い!)

実は昔mixi(懐かしい、一応アカウント残っていますけど放置状態です。)でTLにそれが流れてきて、教えてくれた、その方はランキング全部見て鴨川つばめ(マカロニほうれん荘の作者)が入ってないよーっておっしゃっておられたけれど、こういうランキングするとどうしても網羅するっていうのは難しいですよね。
100人にしても多分、あの人入ってないとか何故この人が?ってのはあると思います。

なんてことを当時mixiの日記に書いてましてその下書きが見つかったので、当時の気分として個人的に10人あげたのは、手塚治虫、白土三平、横山光輝の大御所三人に望月三起也先生を入れての四大天王。
そして
士郎正宗、ゆうきまさみ、とり・みき、浦沢直樹、楠みちはる、かわぐちかいじ六人衆というのを挙げていました。
 上の方々は全部じゃないけど著作の全巻を揃えた方々で他の人にもオススメできる人たちではありますが、他にもマニアックなところで平野耕太や伊藤明弘、日本橋ヨヲコ、ツジトモ、沙村広明、柴田ヨクサル、etcとまらなくなるのでやめときますと書いていました。あとクルマ好き(WRC)&浪花な人にはサラ・イネスさんはマストですよとも(笑)
 いやそれはそれでいいんですけれど例えば、非常に大事なところでいうと大友克洋(『童夢』『AKIRA』)や、高校生の頃に入れ込んでた、たがみよしひさ(『軽井沢シンドローム』『ナーバス・ブレイクダウン』など)も落としてるし、くりすこと永野護(『ファイブスター物語/F.S.S』)も挙げてないやんとなるしやっぱり難しいわなーって感じです。

10人選ぶのは難しい

とは言え漫画家10人選ぶときにやっぱり手塚先生は入ってくるだろうし、それとも鳥山明か?で年代が分れる気がします。その2人も鬼籍に入って、特に手塚先生も早逝だとは思うけど鳥山明も早逝すぎますね。やっぱり才能のある方は…などと不埒な事を考えてしまうけれど手塚先生も鳥山明も長生きされたら、もっと面白いもの残した気がします。
 ここからは今の歳で思う10人はどうなんだろうかと改めて考えてみたいんですが、個人的に自分の幼少期から慣れ親しんだ先生方という点では『手塚治虫、白土三平、横山光輝の大御所三人に望月三起也先生を入れての四大天王。』はある意味不動かと思います。
 ちなみに今、その14年前の6人衆のラインナップを観ると『パトレイバー』とか『石神伝説』とか『沈黙の戦艦』『湾岸ミッドナイト』『MASTERキートン』『攻殻機動隊』にはまっていたからですね。AKIRA熱がちょっと冷めてたから(またその後で熱がぶり返してますけど)大友克洋が入ってないんだなと。あと永野護は本人が漫画家というよりデザイナー肩書を今も使っているので実質漫画家なんだけどやっぱりデザイナーなんだよなってのもあり外したんですよね。でも今なら大友克洋、永野護、大童澄人、とり・みき、ゆうきまさみ、士郎正宗かなあ。士郎さんは最近漫画書いてないけど。あととりさんもゆうきさんも全部フォローしてないけどこの3人はやっぱり外せない気がします。でも15年前なら藤原カムイが入るかも。『チョコレートパニック』の後で王道の少年漫画『雷火(ライカ)』でこの人凄い!ってなって、その後押井守のケルベロス・サーガ『犬狼伝説』などで藤原さんの漫画もよく読んでいましたから。
 やっぱり漫画は好きだしこれからも色々読むとは思うけど上げた人は大童さん以外はやっぱり10年以上なのでそこにポーンと入ってきた大童さんはやっぱり気になる作家ですね。アニメにもなったけど、一本の筋が入って入てそこが惹きつけられる。その幹があるから世界がしっかり自立している。面白い作家さんだと思います。『映像研には手を出すな』はまだ連載続いていますが今後も気になる作品です。
 さらに遡って考えると新谷かおる先生や松本零士先生が入ってきます。(小中学生の頃に両氏の戦場漫画にはまっていましたので。新谷先生の『エリア88』はやっぱり生涯ベスト漫画に入るし、松本先生ならヤマト、キャプテン・ハーロックも外せない)、そこから割と近くなる10年前ぐらいになるとそれこそ先に挙げた伊藤明弘、広江礼威の少年サンデーEX組、少年画報社のアワーズ系の水上悟志、平野耕太(伊藤明弘さんも実はアワーズが先)の四天王もやっぱり強いし。なかなか決めきれないですよね。多分これからもこの人凄いなというのが出てくるんだろうけどやっぱり不動の四大天王がいてと言うのは変わらないと思います。そこにその時々で面白いと思った漫画家さんが入ってくる感じでしょうか。

手塚治虫この1冊(作)

手塚先生、アトムもBJも好きだし変ったところだと『魔神ガロン』も好きだけどあえて選ぶのならベタですけど『火の鳥』ですかね。『火の鳥』は黎明編と未来編、ヤマト編、宇宙編が家に在りアトムよりも先に読んでいました。なので手塚先生この1冊を挙げるとすると『火の鳥』になります。あと『三つ目がとおる』も思い出深いですね。

白土三平この1冊(作)

ベタですが『サスケ』を挙げておきたいとおもいます。白土三平漫画の中では少年向けとして発表されているので読みやすくアクションのバランスもいいけれど酷薄な死生観や人の悲哀もしっかりと描写されている良作です。そこから『ワタリ』や『真田剣流』の忍者漫画や白土三平先生のライフワークでもあった『カムイ伝』へ行くのもいいかと思います。

横山光輝この1冊(作)

横山光輝は『水滸伝』を挙げたいと思います。横山先生は忍者漫画『伊賀の影丸』『仮面の忍者赤影』もあるんだけども、父が何故か横山先生の漫画にはまって、それをその後に読んだので『三国志』知識も『水滸伝』知識もそこから来ています(笑)『水滸伝』は読みやすくさっと読めるし面白いのでおすすめです。

望月三起也この1冊(作)

望月先生の漫画はガンアクションとバイクアクションがカッコいい!それに尽きるんですが『コンクリート・ゲリラ』編に登場する飛葉が使う対戦車ライフルとか、コルト・ウッズマンのショートバレルカスタムとか、オヤブンのパイソンとか挙げるときりがないですね(笑)望月先生の漫画は今も影響が大きいです。

おまけ/大友克洋この1冊

そうですねえ、『AKIRA』も大好きなんだけどもやっぱり『童夢』ですかね。これは本当に映画向けなんだけど誰も手を出していない上にその影響下にある実写作品が内外問わずに散見されちゃうほどに(直接影響下になくてもっぽい描写がある作品も多い)ある意味エポックメイキングな作品です。全集出てるけれどどうかな、入手出来るんだろうか。ちなみに単行本と全集どっちも抑えています。(全集全部は買ってないけど)

おまけ/永野護この1冊

いやこれにはまれるかどうかはあなた次第ではあるんですけども『ファイブスター物語』も既に長期連載となり今も続く神話なんでもしよろしければという感じで。1巻からでもいいんですが13巻からある大きな改変がありまして、順番に読んでもいいし、最新刊を読んで遡ってもいいし、スタイルはご自由に。


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