フォアドライブ(初級編①)

こんばんは。トンボです。

今回はフォアドライブのポイント(コツ)についてです。初級編ということで、当たり前な部分が多いと思いますが大切なことなので書いていきます。

※実際の動きの動画も載せようと思ったのですが、諸事情によりまだ載せられないのでしばしお待ちを。(涙)

僕が考えるフォアドライブ(初級編)のポイントは、

・正しいスイングを習得する

・ボールと肩の高さが一致するくらいに体勢を低くする

・下半身(股関節)の動き

・フリーハンドを上手く使う

・上半身(スイング)と下半身(股関節)の動きを連動させる

以上の5つです。順番に説明していきます。


○正しいスイングを習得する

卓球においては、良いボールが高い精度で入りさえすればどんなスイングでもかまいません。しかし、そうは言うものの、トップ選手のスイングには2つの共通点があります。(実際はもっとありますが今は置いておきます。)(例外もあり)

2つの共通点とは、

・肩甲骨(肩)がしっかり動いていること

・腕の回内を使っていること

です。これら2つの動きが連動することで、かなり効率的なスイングになります。つまり、スイングスピードがかなり上がります。そして、スイングスピードが上がるということは球質が上がります。

ただ、ここで気を付けるべきことが2つあります。以下の2つです。

・腕の外側(手の甲側)が上を向かないようにする。後ろを向くようにする。

画像2

       ⇧ 腕の外側が後ろを向いた状態(打球時)

画像3

       ⇧ 腕の外側が上を向いた状態(打球時)

上の2枚の写真は打球時のものなので、ラケットが体の斜め前にある状態です。(写真がわかりにくくてすみません。。。)

腕の外側が上を向いてしまうと腕の回内を使えなくなります。具体的には、肘の屈伸運動を使うことになってしまいます。肘の屈伸運動は腕の回内よりもパワーが出にくいです。(テニス界ではかなり有名な話ですね。卓球界でもかなり広まりつつある情報だと思います。)腕の外側を後ろに向けると、肘がそれまでよりも前に出てきて、腕の回内ができるようになります。(ワイパーの動き、窓を拭くような動きとよく言われます。)

・スイング方向にラケット面が沿うような状態でスイングする。

下の画像のような状態を保ってスイングします。(厳密に言うと少し違うのですが、最初のイメージとしてはこれがわかりやすくて良いので、この説明をしておきます。)特に打球点あたりではこの状態になるように気を付けましょう。これは回転をかけるために非常に重要なイメージの1つです。理論的には、これができれば強く回転がかかります。回転をかける上で大切なことは他にもあるのですが、まずこのイメージが大切です。有名選手で言うと、特に吉村真晴選手はこの状態を綺麗に維持していますね。ただ、僕は当てながら擦る打ち方なので、この理論にもう1つの理論を加えています。(詳しくは中級編で書いていきます。)

画像1


○ボールと肩の高さが一致するくらいに体勢を低くする

先程の正しいスイングを習得すればこれが非常に重要になります。スイングの中で肩甲骨を動かす訳ですが、この動きの軸は肩付近にあります。従って、肩の高さで打球する必要があります。なぜなら、そうしないと肩甲骨を上手く動かしにくいからです。実際にやってみるとわかると思いますが、肩の高さ付近がやりやすいはずです。もしそうでないならおそらくスイングがおかしいです。

トップ選手が、目線をボールまで落とすとチャンスボールになるというような理論的には崩壊している話をしているのを聞いたことがありますが、それにはこの理論が隠れています。体勢が高いと、肩甲骨を上手く使えないスイングになってしまうということですね。また、トップ選手は肩甲骨打法を習得している選手が多いので、体勢が高くて肩甲骨が上手く使えないと肩甲骨打法が崩れてミスにも繋がってしまいます。


下半身(股関節)の動き

よく腰を回すという表現をする指導者がいますがそれは間違いです。なぜなら、人間の腰は回る構造ではないからです。実際に回すべきなのは股関節です。「左右に壁を作りながら股関節を絞る」という表現をよく聞きますが、この動きによって体を回転させます。これにより球質を上げます。

また、この動きと併せて体重移動も習得すると良いと思います。ボールが体から遠い時は右から左、近い時は左から右に体重移動をするとやりやすいです。(右利きの場合)(左利きなら逆)


○フリーハンドを上手く使う

フリーハンドを使うことは体を上手く回転させる上でかなり大切です。スイングしながら体が回転するのと同時にフリーハンドを回外させながら引きます。ただ引くのではなく、回外させながら引くというのがとても重要です。この動きによって体の回転がかなり良くなります。


○上半身(スイング)と下半身(股関節)の動きを連動させる

上半身と下半身の動きを合わせます。以上です。(笑)



フォアドライブ(初級編①)は以上です。今回書いた内容はかなり有名な話です。しかし、できていない方はかなり多く見かけます。ぜひチャレンジしてみてください。

次回は、フォアドライブ(初級編②)か、バックドライブ(初級編①)を書いていく予定です。(たぶんバックドライブを書きます)

読んでくださった方ありがとうございました。

質問や感想、読みにくい点など、何でもコメント頂けると嬉しいです。

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