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高瀬隼子「おいしいごはんが食べられますように」

高瀬隼子著「おいしいごはんが食べられますように」読了。

芥川賞受賞作品。

読み終わった姉が譲ってくれました。

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会社員の日常がテーマでしたが、救いのないストーリー…。

主人公の男性が「人として」病んでる感じ。

「悪気のない善人」が、人を傷つけてることってあるよな…と、芦川さんにまつわるエピソードには共感しました。

 「特別扱いをしてあげてる俺」に酔ってる男にも、そう言えば心当たりがあるかもしれない。

頑張ってるのに空回りする損するタイプの女の子が、損したままで終わるので、読後に「なんだったんだろ?」感はある。

「誰かを許せない時は、本音ではその人みたいにありたい」とも言うから、芦川さんみたいな人にイラつく時は頑張りすぎてる時…と力を抜くのが良いのだろう。

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