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マイク・マイヤーズという男

こんにちはトナカイです。

今日は僕が批判に批判を重ねそれとは裏腹に活躍したエンゼルスのリリーフ投手、マイク・マイヤーズ(Mike Mayers)についてチラッと語りますね。

サムネイル(って言わんか?表紙?トップ画?)の写真は9月のアメリカンリーグ月間優秀リリーフ的な賞を取った時のものです。リリーバー・オブ・ザ・マンスです。

この時点でもう僕の批判や酷評なんて当てにならないことが分かりますね。そんな批判の対象になるような投手は例え1ヶ月の成績とは言えこんなリーグで最も優れた選手しか貰えない賞は貰えませんから。

それではここで僕の見る目がないツイートを振り返っていきましょう。

お前のツイートの方が謎だよって感じですよね。

訳わからんのは僕が無知だからですね。生意気にもマッドンに口を出したことを恥じています。

お前の不信感の方がどうなってんだって話ですよね。初めから打たれる前提で見てたんでしょうね。

9月になっても不信感を持ち続けてるあたりトナカイ野郎はいつまでも序列低めに見てたんでしょうね。マッドンは勝ちに向かっていた。

僕は気付き始めていた。マイヤーズが信頼すべき投手だということに。

そして掌は返されました。

勝つためにマイヤーズを使うことが当たり前の思考になった頃のツイートです。終盤、ポストシーズンにワンチャンな位置まで行けたのはアストロズがわざと負けたのもあるかも知れませんが(わざとかは知らない)、マイヤーズら信頼できるブルペンをフル回転させたおかげです。

僕の書いた選手名鑑で最もDFAに近い選手と書いて申し訳ありましぇん。

さて、そんなマイヤーズですが、キャリアで最も投げたのはカージナルス時代の2018年。50試合に登板し51.2イニングを投げています。49奪三振、与四球15でしたが、被安打が59と多くWHIPは1.43でした。そもそもの空振りを奪える率が低いです。この年のフォーシームのWhiff%は17.3%でした。

他の年はそもそものMLBでのサンプルが少ないです。2016年にデビューしていますが4試合5.1イニング、2017年は3試合4.2イニングなので、逆に言えば2018年はブレイクを目指す一年だったのかも知れませんね。

2019年は16試合に登板して19イニングを投げていますが16奪三振、11の与四球と微妙でした。

しかしかしかし、エンゼルスに加入した2020年は60試合シーズンながらおよそ半分の29試合に登板し30イニングを投げ43奪三振、与四球9、被本塁打2と活躍。WHIPは0.90でした。

2020年、明確に変わったのはカッターを投げるようになったことですね。これまではフォーシームとスライダーのツーピッチ(数%だけカーブとチェンジアップがあったようですが)で特に50試合に登板した2018年は60%がフォーシームでした。その年のフォーシームは平均96.1マイルだったので速球に自信アリなタイプでゴリ押ししてたのかも知れませんね。

2020年はスライダーが全体の39.6%、フォーシームが全体の33.6%とかなり割合が変わっています。そして2.5%のカーブを除いた全体の24.2%が今年から投げるようになったカッターでした。3球種とも30%台前半から後半のWhiff%を記録していてうまく組み合わせて投げられていたのだと思います。

フォーシームの被打率は2018年の.285から2020年は.111になっているのでそれだけカッターを加えたことの影響があったということなんでしょうか。

Chase Contact%は2018年の60.7から2020年は37.7に、全球種でのWhiff%は2018年の23.2から2020年は35.7にそれぞれ良化したようです。その他の数値はそんなに変わっていないので要はこの空振りを取れるようになったのが大きかったのではないでしょうか。元々コントロールに苦しむタイプではなかったのも大きかったのかも知れません。

Hard Hit%は2018年は34.8で2020年が38.5なので別にって感じだと思います。MLB全体でも真ん中よりちょい下の方なので。

まあとりあえず僕はSavant見ながらその内容を丸々書いてるだけなのでこっちを見てもらった方が早いですね。

今年のExit Velocityも89(2018年は88.3)でビュンビュンに飛ばされてますしやっぱ空振り取れるようになったのがデカいってことですね。

さて、そもそもなんで僕がそんなに信用していなかったのか、って話ですよね。

まあ単純にこれまでの成績もありますけど、スプリングトレーニングでもそんなに抑えられてる印象じゃなかったんですよね。

それに加えて開幕直後のマリナーズ戦、ヒーニーが5回を1失点に抑えて(そもそももっと投げろって話ですよ。ただまあこの時のヒーニーは開幕怪しいってなってて、でも投げれますよただし球数抑え目で、って感じだったので仕方なしではありますが)、4-1で迎えた6回の表にあれよあれよと5失点したことで「やっぱりな」という気持ちが強くなったんです。

その後のマイクの成績を見ると、そのマリナーズ戦でホームランを打たれてからは9月のシーズン最後のドジャース3連戦でリオスに打たれるまで被本塁打なしだったんですよね。

そんな9月は25人連続アウトを記録するなど14試合に登板して18.1イニングを25奪三振、与四球5、自責点2で切り抜けるなどし優れたブルペン投手に与えられる賞を受賞しました。

ちなみに彼は対右打者は.235/.328/.353と言うほど圧倒しておらず、逆に対左打者に.100/.143/.167と力を発揮していたんです。三振も右打者から16個奪ったのに対し左打者からは27個奪いました。そういうのもあって左右にこだわるマッドンは対左でもバンバンに起用していたのでしょう。

最後に動画を一つ。

これは飛ばされっぷりといい変化球での三振の取り方といい2020年のマイヤーズの象徴のようだなと思いました。

ところで僕はこんなツイートをしてますけどこれは基本的に2020年シーズンのブルペン陣限定の話です。来シーズン以降は新しいクローザー必要です。コロメ来てください。

てか散々マイヤーズと書いたけどメイヤーズ説もある気がしてきたなこれ。まあカタカナ表記はどっちでもいい派なのであんまり気にしてませんが。

というわけで今回のnoteはこの辺でおしまいにしたいと思います。

それではみなさん、ごきげんよう


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