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トミオ、日本酒ベンチャーにジョインするってよ

10月から、2018年創業の日本酒ベンチャー『HINEMOS(ヒネモス)』のチームに参加して飲食店・法人営業部門立ち上げの責任者やります。

おまえ、Cheftivalはどうしたんや」という向きもあるかと思うんですが、すぐの資金調達はないもののシナジーのある活動してくよ。ま、それについては後半で…

まずは、僕が一緒にやっていこうと思ったHINEMOSについて話をさせてください。

HINEMOSとは

酒井優太さんが2018年に立ち上げた日本酒ブランドです。現在、6種類のお酒を出してて、最初の醸造時のMakuakeは300万円の大成功プロジェクトになりました。

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特徴としては、まず、見た目からして日本酒ぽくない

そして、高い。500mlのボトルが一番安くて税込2,640円(10/1以降)。「え?それ、純米大吟醸のかなりいいやつ買えるんじゃないの?」と思った方、さすがですね。その通りです。

さらに、その値段なのに特定名称酒ですらなかったりする。大吟醸とか純米吟醸とかついてなくて、普通酒だったりするの。

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上の写真は、スパークリング日本酒の『SHICHIJI』って銘柄なんだけど、なんか濁ってるし、「え?ジュース?」みたいな味してるし、ガチの日本酒好きに喧嘩売ってるような仕上がり。一方で、「日本酒ってちょっと苦手だな」という人にもめちゃめちゃ飲みやすい。

なぜかというと自分たちが思う「美味しい」を追求しようとしているから。僕もSAKE DIPLOMAの受験をしたときに思ったけど、品評会で「いい日本酒」とされてるものって、どれも似通ってて違いがあんまりわからないんですよね。

「日本酒ガチ勢」を意図的にターゲットから外して、新しい客層やマーケットを創りにいこうとしている日本酒ブランド、パンクじゃないですか?

なぜ、HINEMOSを手伝おうと思ったのか

優太さんとは去年マドリードで一緒に日本酒飲みにいったという縁があって、その後もちょいちょい連絡取ってたんですが、ちょうどこの間「よかったら小田原の蔵を見にきませんかー」って声かけてもらって。

酒造と冷蔵倉庫を見学して、杜氏さんに会って話を聞いて、これまでに醸造した6種類をテイスティングさせてもらって、事業の構想を聞く中で「めっちゃおもろいやん!」ってなって。

優太さんのNoteに『日本酒を事業領域として選んだわけ』というエントリーがあるんだけど、その中で「世界で勝つための武器を作りに来た」って書いてたのはこういうことなのかと。

プロダクトはとてもいいものが出来てるので、次はそれを売って、収益面の地盤を固めていかないといけない。しかし、上にも書いた通り「高い」「味わいも特殊」「コアな日本酒ファンにウケない」という癖の強いプロダクト。それを、マーケットも販路もない状態から売れる仕組みを構築していく必要がある…あれ?それ、もしかして僕が得意なやつじゃない?

幸い、前職でソフトウェア会社の日本事業をイチから立ち上げたときの経験があるので、立ち上げのしんどさもわかるし、それが大好きだし、それでいて『ザ・モデル』的なセールスプロセスの構築と運用もできるし、一応MBAだし。

「HINEMOSが次の段階に行くために必要なもの」と「僕が提供できそうなもの」、どうやら、マッチしそうだなと。

決め手になったのは

さっきの『日本酒を事業領域として選んだわけ』ってエントリーの中で優太さんが書いてた、以下の部分。

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衰退していく日本に対する強烈な危機感と、そんな時代を生きていかないといけない自分の子供世代に「どんな未来を創るか/遺すか」という問題意識。

それが優太さんのやり方で形になったのがHINEMOSなんだ、というところに「おおー」って。僕もずっと考え続けていることを、こういう形で実現しようとする人がいるんだ、それを手伝えたら、自分の夢の実現にも近づくな、と思ったのでした。

僕の業務ミッションは

さて、そんなわけでHINEMOSで何をするのか、というところですが、僕の役割は「体を張って販路を切り拓く」ところと「仕組み化する」ところ。

大量のトランザクションを捌いて少人数で売上を最大化していくための業務フローであったり、そのためのKPI設定であったり、リピートを発生し続けさせるためのカスタマーサクセスの仕組み作りであったり。

営業は結果出してナンボ、は叩き込まれてるけど、その仕組み化も今回のミッションなので、後進と業界の未来と日本の未来のためにも頑張るよ。

Cheftivalはどうするのか?

Cheftivalのビジネスモデル自体は前の記事に書いたところからあまり進展がなくて、スケールするモデルが描けていないわけですが。。

でも、「赤字を出さずに単発のイベントを運営する方法」はわかったし、シェフの応援であったりとか、体験を通じたコミュニティつくりだったりとかって意味では意義のある活動ができると思っている。

なので、10月・11月でイベントをいくつか企画してます。数日中にお披露目できると思うので、しばしお待ちを!

HINEMOS飲んでみたい!という方、ご連絡ください

ここまで読んで、「HINEMOS、そんなに面白いお酒なのか。いっちょ買って飲んでみるか」と思われた方、僕のツイッターアカウントまでご連絡ください。

通販サイトからも買えるんですが、せっかくなので興味持ってくださった方から意見を聞きたいし、6種類あるのでそれぞれについての紹介もしたいし、あと今の状況だと販売の1本1本が僕にとって死ぬほど重要なので。笑
社長の優太さんとも話して、なんか良い条件引き出しときます。

しかし、2年前に取ったSAKE DIPLOMAがこんな形でお仕事に繋がってくるとは思わなかったよ。

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