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素人が「資産運用」をはじめる。


私は20代後半、ふつうの会社員。

資産運用の経験はゼロ。

職業は理系エンジニア(ハードウェア系)で、テクノロジーには強い関心があります。一方で、金融への関心は弱く、資産運用は勉強したこともなく、金融リテラシーの低い人間でした。そんな素人が勉強して資産運用をはじめてみました。この記事では、資産運用をはじめた背景、どのような運用方法を選んだのか、その内容を書いていきたいと思います。

1. 結論

はじめに結論を書いておきます。

・将来の資金繰りへの「不安」
・投資信託で「インデックス投資」を選択
「世界経済」に分散投資
「10年以上の長期」で運用

2. 資産運用をはじめた背景

少子高齢化が進む日本。20代後半の私は将来、年金をもらえるのだろうか。急速にテクノロジーが発展していく世界。世界の時価総額ランキングで上位に入る日本企業が減っていく。このまま会社員の所得だけで足りるのか。そんな世の中をみていて私は不安に駆られていました。将来の人生を楽しく過ごすために何かしなければ・・。そこで考えたのが「自己投資でスキルアップして収入を増やす」「資産運用」の2つである。以降では「資産運用」をどのように始めたのか、その内容を書いていきます。

3. 資産運用に抱いていたイメージ

 ・株とか不動産って難しそう
 ・なんとなく危なそうな気がする。
 ・素人が手を出したら失敗するだろうな。
 ・かなりリスクが高いんだろうな。

4. 資産運用をはじめたきっかけ

どこから切り込んでいくか、きっかけを探していた時に、AmazonのKindleで「お金は寝かせて増やしなさい」という本に出会いました。タイトルが気になったので読んでみたら、案外おもしろくて、素人の自分でもやれそうな投資手法(インデックス投資)が書かれていました。それをきっかけに、他の本も読んだり、勉強して資産運用をはじめることにしました。

5. 私自身について

 ・20代後半
 ・ふつうの会社員
 ・独身
 ・性格は慎重派
 ・資産運用の知識ゼロ
 ・社会人になって数年、少し貯金はできた。

6. いくつもの運用方法から「投資信託」を選択

資産運用の方法は色々あります。そこが最初の気づきでした。主な方法を比較し、自身の現状に照らし合わせた結果、「投資信託」を始めることに決めました。

決め手のポイント
 ・「比較的低リスク」
 ・「手軽さ」
 ・「素人がプロのカモになりたくない」

資産運用は、低リスク手法は低リターン、高リスク手法は高リターンです。私が現在行っている貯金を基準として、貯金よりリスクはあるものの、主な方法の中で比較的、低リスクで貯金よりもリターンを得られるのが「投資信託」でした。また、素人がいきなり高リターンを求める、つまり、高リスクの方法に手を出すのは失敗する可能性が高いとの考えもありました。

運用方法を決める際に重要だと感じたこと
「資産運用」という括りの中にどういった運用方法が存在し、それぞれにどのような特徴があるのか把握すること、そして自身の性格や金銭事情(収入、貯金、リスク許容度)を照らし合わせて、自分に最適な方法を選択することが重要だと感じました。

本やブログ、Youtubeで「最強の○○投資法」とか「××万円稼ぐ投資」などが紹介されていますが、すべてを鵜呑みにするのではなく、あくまでも参考とすること。投資する背景や目標は人それぞれであり、それぞれに適した方法があると思います。それらを参考にしたうえで、最後は自分に最も適した方法を選択することを忘れてはいけないと感じました。本記事も参考程度にするのが良いと思います。

以下に資産運用の主な方法5つを記載します。

a. 貯金
銀行にお金を預けておく。元本保証されるので低リスク。今は低金利で預けていてもほとんど利息がつかないので低リターン。銀行が潰れたときは1000万円までは保証される。たとえば、貯金100万円、金利0.02%の場合、1年後の利息は200円程度になります。

b. 投資信託
初心者が比較的始めやすいと言われている方法。色んな株式がパッケージ化された商品を選び、資産運用のプロが投資家から集めた資金で運用を行う。利益が出たら、投資金額に応じて投資家へ分配される。数ある資産運用の方法の中では、比較的、低リスクである。小額から始めることができる(安いもので100円から)手軽さがある。決め手のポイントである「比較的低リスク」「手軽さ」「素人がプロのカモになりたくない」にマッチングしたのが投資信託でした。

c. 株式投資
企業が発行する株式を安く購入して、高く売ることで利益を得る方法。私が出した結論は、利益をあげる仕組みは単純だけど、プロがたくさんいるので、素人が浅い知識で挑んでもカモにされるだけ。一時の利益に喜んでも、結局は惨敗する。本当に私は全くのド素人なので。ですが、後々は株式投資をやりたいと考えています。

d. 不動産
マンションなどの不動産を貸して家賃収入を得たり、売買で利益をあげる方法。投資する不動産の種類や立地で価格や利回りが大きく変わってくる。私が出した結論は、ローンを組んだり、立地や売却タイミングの見極めが難しかったり、ちょっとハードルが高い。もう少し手軽にはじめたい。

e. FX
円、ドル、ユーロなどの通貨の売買により利益を得る取引。資産運用の中でかなり高リスク、高リターンの手法。私が出した結論は、リスクが大きいので精神的にもたないだろう。

7. 投資信託はどんなものか

投資信託は初心者が比較的始めやすい資産運用です。投資信託の特徴は下記の点だと考えています。

投資信託の特長
 ・株式の銘柄選びがいらない
 ・小額から始めることができる手軽さ
 ・運用はプロが行う
 ・やり方次第では比較的低リスクにできる

投資信託の中には、大きく分類すると2つの商品があります。それが「アクティブファンド」と「インデックスファンド」です。それらの違いは、簡単にいうと、目標とする成果が違う点にあります。

投資信託の商品
 ・アクティブファンド
 ・インデックスファンド
アクティブファンド
日経平均やTOPIXなどの指標(市場平均)を上回る成果を目標とする。
インデックスファンド
日経平均やTOPIXなどの指標(市場平均)に連動する成果を目標とする。

市場平均を「上回る」と「連動する」という言葉だけを見比べると、アクティブファンドの方が儲かるように見え、インデックスファンドの方が利益は少ない印象を感じます。ですが、はじめに書いておきます。どちらを選んでも利益は出ると思いますし、損もすると思います。「上回る」と「連動する」を図式化すると次のようになります。

アクティブファンド

インデックスファンド

極端な図を描いていますが、ザックリとしたイメージを掴むにはこんな感じです。アクティブファンドは指標を上回ろうとする反面、下がるときの変動幅が大きくなります。一方で、インデックスファンドは指標に連動するように運用するので、変動幅はアクティブファンドよりも小さくなります。利益を大きく取ろうとすれば、リスクも大きくなる。この関係性は常にあると思います。

8. インデックスファンドを選択&運用方針

投資信託の中で、私はインデックスファンドで運用することを選択しました。前章に記載した内容から、インデックスファンドのポイントは次の点にあると思います。

インデックスファンドのポイント
 ・指標が上がれば、利益が増える
 ・指標が下がれば、利益が減る

では、指標はどのような動きをしているのか?次に、米国の指標であるS&P500の1982年から2020年までのグラフを示します。米国は世界で最も経済規模が大きく、世界のGDPの約25%を占めているといわれています。2001年の同時多発テロ、2009年のリーマンショックのあたりでは一時的に大きく指標が低下しているものの、長期で見れば右肩上がりで成長しています。今回はすぐに出てきたグラフがS&P500だったので例にあげましたが、世界経済というのは、長期で見れば年3%くらいで成長していると言われています。つまり、世界経済を10年以上の長期でみれば、ほぼ確実に指標は上がっています。ということは、それに投資すれば利益は増える可能性が非常に高いと言えます。ここからインデックス投資の方針が見えてきます。

インデックス投資の方針
 ・世界経済に投資する
 ・10年以上の長期で運用する

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私は、世界経済が10年以上の長期で見れば年3%で成長しているところに着目し、指標に連動するインデックスファンドで世界経済に投資することにしました。また、私はまだ20代ということもあり、10年以上運用することに抵抗はありませんでした。むしろ、出費が増えるのは10年後くらいからだと思っています。ちなみに、インデックスファンドの商品に「全世界株式」という商品があり、それに投資すれば全世界に分散投資することができます。そういった商品は、各国の経済規模に応じて国ごとの投資比率を決め、それぞれの国で、企業規模に応じて投資する銘柄の配分を決めています。なので、世界最大の経済規模であるアメリカ株の比率が高くなります。アメリカ株の中でも、アップルやマイクロソフトなど有名企業の株が配分先の上位を占めます。この辺りはまた別の記事で書いていきたいと思います。

9. まとめ

これまでに、資産運用を始めた背景、投資信託のインデックスファンドを選択した理由を書いてきました。記事の最初に結論を書きましたが、もう一度書いておきます。

結論
・将来の資金繰りへの「不安」
・投資信託で「インデックス投資」を選択
「世界経済」に分散投資
「10年以上の長期」で運用

おわりに

ブログのテーマ紹介を除いて、初めての記事なので、長々と色んなことを書いてしまいましたが、資産運用もブログも、私はまだまだ勉強中です。もし、説明不足な点や不明確な点がありましたら、ご指摘していただけると嬉しいです。自分でも何回か見直しながら文章を訂正するつもりです。

何かお役に立てたら、サポートしていただけると嬉しいです!モチベーションを高めて、アウトプットしていきます!