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ブラジリアン柔術における練習番長についての考察

この記事を読むにあたり重要になる言葉の説明
・効率性の高い技‥相手の力の方向に逆らわない自分の動き。故に大きな力を必要としない。故に省エネ。
・効率性の低い技‥相手の力の方向に逆らう自分の動き。故に大きな力を必要とする。故にハイ燃費。

この記事においての練習番長の定義→は「練習では強いと評されるが練習での評価に見合った試合での結果が出ていない(勝率が低い)ような人」
僕の練習番長に対するざっくりとしたイメージ

フィジカルを強く感じさせるタイプが多い

練習番長=フィジカルを強く感じさせる 
とする。

僕がフィジカルを強く感じる時は相手が効率性の低い技を最大出力を持ってしてかけようとしている時
ということで練習番長は効率性の低い技を持ち前の強いフィジカルを用いて使用し練習相手の8割以上を圧倒していると仮定する。
すると
「効率性の低い技を持ち前の強いフィジカルを用いて使用し練習相手の8割以上を圧倒する」ということには試合で勝つという目的に対して何かしらの悪影響があると考えられる。
何故悪影響が起こるのか?↓
メカニズム①ーフィジカルの強さが大きく下回る相手に対しては自分が最大出力を出せば効率性の低い技でもかかることが多い。しかし同じくらいの出力またはそれ以上の出力を出せる相手に対してはかかりづらい。基本的に試合は体重が近しい相手とするものなので練習番長が同じくらいの出力またはそれ以上の出力を出せる相手と遭遇する確率は練習と比べると大幅に上昇する。よって勝率が悪くなる。
メカニズム②ー効率性の低い技を無理やりかけるということは相手の動きを強制しているとも言える。強制することにより1スパーリングで遭遇するポジション数が強制しない場合と比べてかなり少なくなる。(強制しない場合は相手の動きの自由度が高いが故に遭遇するポジション数が多い。)その結果強制したポジション以外の様々なポジションを練習する機会を失い得意なポジションがかなり限定的になってしまう。そうなると当然練習で遭遇率の低かったポジションに試合で出会った時に上手く対応出来ない。よって勝率が悪くなる。

サポート多いと外食しがち。ご馳走さまです!