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いじめの経験を乗り越えるための心の整理術

はじめに
私は読売新聞を購読している。

8月1日の人生案内に、気になる相談が寄せられていた。

いじめについての相談だが、40代半ばの息子が高校時代に受けたいじめにずっと気が付かずにいて、自分を責めているという母親からの相談だ。

私も中学、高校といじめを受け、その後の人生を暗いものにされていて、回答者が教育評論家の尾木直樹氏だったため読んでみた。

相談者の息子は、博士号を取得して結婚し、病気の研究をしているという。

尾木氏は、「現在の息子さんの充実した姿がすべてで、辛い気持ちを募らせるよりも、プラス思考でとらえ、趣味を楽しむなど今を生き生きと生活するほうが親子両方の幸せにつながる」と言っている。

相談者の息子は、私よりも惨いいじめにあったにも関わらず成功しているが、私は、いじめた連中や教師に対し憎しみが消えず、復讐したいという想いが消えない。

この記事では、そんな私がどうすれば豊かな人生を送ることができるのかということについて書いていきたいと思う。

幸せになる
これが一番大切なことだと思う。

今が幸せならば、過去のことはどうでもいいと思えるような気がするし、忘れることができる。

未だに復讐心が消えないのは、現状に満足していないからである。

そのためには、ないものねだりをするのではなく、あるものに対して感謝の気持ちを持つことが大切だと思う。

復讐は、一時的な快感だと気がつく
復讐したとして、その場ではすっきりするだろう。

しかし、その快感がずっと続く保証はどこにもない。

場合によっては逮捕される可能性もあるし、自分の名前が全国に知れ渡ったとしたら親族に迷惑がかかることも考えるべきである。

数年前、将来に希望が持てない人の事件が多発したが、幸い私にはそのようなことをする勇気がなかった。

夢中になれるものを探す
何かに夢中になれれば、復讐などということを考えずに済むような気がする。

私の場合、とにかく孤独で誰かとつながりたいと思ってもコミュニケーションに障害があるため、難しいのである。

読書や映画など、興味を持てることを増やしていきたいと思う。

専門家を頼る
私は、訪問看護と発達障害支援センターとカウンセリングを利用している。

訪問看護は雑談して終わるためあてにしていないが、発達障害支援センターとカウンセリングでは、自分の相談したいことを話している。

発達障害支援センターとカウンセリングの時は、ノートを用意して言われたことをメモするようにしている。

前のカウンセラーの時に、「ノートを用意してカウンセリングに来る人はそうそういません」と言っていたが、それだけ何とかしたいという想いが強いのである。

今後も自分が悩んでいることについて、積極的に相談していきたいと思う。

それでも許せなかったら、物語を書いて、ストーリーの中で憎しみのある人を殺す

いつか小説を書いてみたいと思いつつ今日になってしまったが、何かで読んだのだが、小説家の中には恨みがある人を、ストーリーの中で惨い殺し方をしてすっきりする人がいるという。

物語の中で殺す分には罪に問われないし、いいアイデアだと思った。

一度そういった物語を書いて、昔のことはきれいさっぱり忘れたいと思っている。

最後に

人生案内に相談を寄せた相談者の子供は、私よりもひどいいじめを受けたにも関わらず、よく頑張ったと思う。

私も、今が幸せならば昔のことなどきれいさっぱりと忘れられるのだが、気持ちを切り替えようと思っても現実に負けてしまうのである。

相談者は、いじめた人と教師に対し、「幸せですか?」と問いたいと言っていたが、どんな理由があれ、いじめはよくないと思う。

いじめの傷を引きずっていると医者に相談したことがあるが、「昔のことだからね」で片づけられ、「もう何も相談はしない」と腹を立てたことがある。

出口の見えないトンネルを歩いているような暮らしだが、いい加減光がさしてほしいものである。



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