自己肯定感の教科書②6つの感覚
自己肯定感は詳しくみていくと6つの感覚から成り立っています。
①自尊感情
②自己受容感
③自己効力感
④自己信頼感
⑤自己決定感
⑥自己有用感
本日はこの6つについてみていきたいと思います。
<①自尊感情>
自分には価値があると思える感覚で物事を肯定的に捉えることができます。現在の日本社会は非常にこの自尊感情が傷つきやすくなっている。
自尊感情が低下していると他者と比較したり、嫉妬心や劣等感が強くなり他者承認を求めるようになる。
また、過去の失敗によって自尊感情を傷つけ「できる自分」のイメージを見失ってしまうことも良くある。
イメージトレーニングで悩みの本質を理解し、どう解決すればよいのかを明らかにし、イメージで失敗経験の上に成功体験を上書きするとよい。
<②自己受容感>
自分のポジティブな面、ネガティブな面をありのままに認められる感覚でどんな自分に対してもOKと思えるレジリエンス(折れない心)が高まる。
自己受容感が低下していると小さなミスが気になって行動できなくなったり、自分のネガティブな面に対して他人の評価を気にしすぎてしまい他者依存が強くなる。
「嫌われていたらどうしよう」「信頼していた人に裏切られた」などが低下している状態。
そのような場合には、自分が今感じている感情を紙に書いてみたり、if-thenプランニング「もしXが起きたら、Yする。」と決めておくとよい。感情が明確になりきれいに忘れることができる。
<③自己効力感>
自分にはできると思える感覚で勇気を持てるようになる。世界の見方を大きく変えてくれる。
よくある話がダイエット。1度の失敗で続けられなくなりできない自分が情けないと思ってしまう。
そのような場合は、失敗すること、挫折することを考慮した具体的な目標設定とそのためにクリアできるような小さなステップを用意するとよい。
また、「~せねば、~すべき」という考えを一切捨て、「これが私のダイエット」など「自分らしさ」を自身で理解する。
<④自己信頼感>
自分を信じられる感覚で勇気と自信を作り出せる。根拠のない自信こそが絶対的な自信であり、このような感覚を持つことができる。
自分の選択に詩人を持てるようになると直感力が鋭くなる。自信が持てず周りの人や世間の基準に従って生きているとさ迷い歩くような人生が続く。自分に従順であるとは、自分に自信を持ち、自分の価値観に従うことである。
自己信頼感が低いとどんなことにも躊躇してしまったり、プレッシャーに弱かったりする。
そんなときはネガティブな思い込みを自覚して「もう、いーや」と手放したり、瞑想が効果的。
<⑤自己決定感>
自分で決定できる感覚で自己決定感の高い人は人生の幸福度も高い。幸福度は人生を自分でコントロールできている感覚に比例する。自分で決めることによって幸福度が増していく。
孫正義さんも「ファーストチェス理論」で5秒以内に物事を判断するそうです。長い時間をかけて下した決定と直感の間に大きな差はない。
人生を楽しむには「内発的動機づけ」が必要であり、スポーツ選手が良く使うような「言われたから練習をする」のではなく「自分が好きだから練習をする」といったような感覚が重要である。
<⑥自己有用感>
周囲の人や社会のつながりにおいて自分が役に立っているという感覚でいつでも「自分にYES」ということができ気持ちが安定する。
自己有用感が低いと物事をあきらめやすくなる。高めるためには自己肯定感の高い人たちが集まるコミュニティに所属しありのままの自分をさらけ出すとよい。
<まとめ>
本日は、自己肯定感を細分化して考えていきました。内容をまとめます。
①自尊感情
➝高めることでできる自分をイメージできるようになります。
②自己受容感
➝折れない心をつくる感覚で高めることで小さなことが気にならなくなります。
③自己効力感
➝自分にはできると信じ、勇気を持てるようになります。
④自己信頼感
➝自分に自信を持つことができ、直感力が磨かれます。
⑤自己決定感
➝高めることで幸福度が増していきます。ファーストチェス理論などで決断力を磨きましょう
⑥自己有用感
➝低下すると物事をあきらめやすくなるので注意しましょう。
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