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嫌われる勇気⑥世界の中心はどこにあるか#2

<叱ってはいけない、ほめてもいけない>

叱る、ほめるダメ

課題の分離からどうやって共同体関係を気づいていけばよいか、それは横の関係を持つことである。そこで注意することがほめてはいけないということ。例えば、ほめる時によく使われる言葉として「よくできました。」という言葉がある。しかし、これには人を見下すようなニュアンスが含まれ、不愉快に感じる。
褒めるという行為には、「能力のある人がない人に下す評価」という側面がある。そのため、ほめるという行為には「自分よりも能力の劣る相手を操作すること」であるから、そこに感謝も尊敬も存在しない。本当の目的はほめることで相手を操作しようとしているほめられたい、ほめてやろうの関係は対人関係を縦に見ている。人間関係を縦の関係で見ていると次第に劣等感も強くなる。


<勇気づけというアプローチ>

褒めてはいけない

対人関係を縦でとらえ、相手を自分より低くみているからこそ他者に介入してしまう。介入により相手を望ましい方向に導こうとする自分は正しく相手は間違っていると思い込むという行為に走ってしまう原因である。
子供が勉強することに対して、介入ではなく援助が必要であり、本人に「自分は勉強ができるのだ。」と自信を持ち、自らの力で課題に立ち向かっていけるように働きかける。ここで大事なのはあくまで本人の自力での解決を得援助し、勇気をつけてあげることだということ。人は課題に対して”勇気”がくじけることによって踏みとどまってしまう。そこでほめてしまうとほめてもらうことが目的になってしまい、他者の価値観に生きることになってしまう


<他者を評価してはいけない>

対等なパートナーが手伝ってくれたとき、「ありがとう」「うれしい」「助かったよ」などの感謝の言葉が出る。大切なことは他者を評価しないこと。感謝の言葉を聞くと自ら他者に貢献できたと自覚する。人は自分に価値があると思えたときだけ勇気を持てる

自分の価値

何の役にも立っていないと感じたら、「行為」のレベルではなく「存在」のレベルで見ていけばよい。いま、ここに存在しているだけで心の支えとして役に立っている。私たちは他者を見る時、勝手に「自分にとっての理想像」を押しつけている。理想像から減点していく評価論で他者を見てしまう。ありのままの他者を誰とも比べることなくそこにいてくれることを喜び、感謝していく。

”他人の協力がなかったとしてもあなたには関係ない。あなたが始めればよいだけ。他人が協力的であるかどうかは考えない。”



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