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【モンテッソーリ教育】イタリア発のモンテソーリ教育とは

【解説】モンテッソーリ教育って何?初めての方へ
https://www.youtube.com/watch?v=vD0AHA5Orsk

モンテッソーリ教育」という言葉をご存知でしょうか。イタリア発の教育方法のことです。

このモンテッソーリ教育、元Amazon CEOジェフ・ベゾス氏やGoogleのラリー・ペイジ氏が実践されたとして有名のようです。

そして日本でこのモンテッソーリ教育を受けたのが、プロ棋士の藤井聡太さん。

藤井聡太さんがモンテッソーリ教育を幼稚園の時に受けたという2018年のネットページがありましたのでご存知の方も多いかもしれません。

自分は、先日取り上げた本で知りました。


別記事に分け、今回「モンテッソーリ教育」を取り上げようと思います。

モンテッソーリ教育とは

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モンテッソーリ教育とは、自立した人間を形成する教育方法のこと。モンテッソーリ教育は幼児向け(0~6歳)という特徴があります。

これは0~6歳は子どもの感受性が高い時期であることが一つ要因のはずです。

この教育法は、マリア・モンテッソーリというイタリア人女性医師により考案されました。20世紀から心理学と子どもの関係性が注目され始め、彼女もそれを調べた一人。

「メイド・イン・イタリーはなぜ強いのか」でも書きましたが、イタリアン人は手作業で何かをするということに誇りを持っています。

そしてそういう背景が多少は関係しているのでしょうか。

マリア・モンテッソーリさんは、子どもは手を動かしたくてしょうがないということを発見しました。

要は、子どもにやりたいようにさせるということ。モンテッソーリ教育は子どもの欲望、発達、感情を尊重するということです。

別の言い方をすると、子ども一人一人にパーソナライズすると言ってもいいかもしれません。

なのでこのモンテッソーリ教育を取り入れることで、個性を伸ばせる・自主性が伸びるといったメリットがあげられるのです。

一方で「個」を尊重することから、「協調性」が低くなるというデメリットがあります。

ただ、学生時代を思い返してみると分かるでしょう。学校には部活や係があるため成長とともに協調性はカバーできるはずです。

では、日本教育とモンテッソーリ教育とでは、どのような違いがあるのでしょうか。


モンテッソーリ教育と日本教育

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最近では、センター試験の廃止もあって日本教育も「個」に焦点を当てるようシフトしている、と教師の父親が言っていました。

しかしそれもほんの一部。動画内で紹介されている一般的な教育とモンテッソーリ教育の違い。

それが、大人が主体か、子どもが主体かということ。

一般教育の場合、大人がやることを決めます。それもそのはずです。なんせ子どもに全てを任せると授業として何も進まないので。

しかしこれが分かれ道。子どもは教師頼みなところが多くあります。結果的にそれが子どもの自主性を育むのを止めてしまっていると。

思い返すと、自分は好きな授業を自主的に勉強していましたし、結果的にスコアも良かったのを覚えています。なぜなら好きだったからです。

モンテッソーリ教育では教師が、今日は〜をしましょうと生徒・児童に働きかけることがないようです。

環境だけ作ってあとはそれぞれがやりたいように過ごさせる。

その日その日で何をするべきか考える教師の負担は減ることとなります。教師の負担は減り、生徒も自主性が伸びる。これはwin-winの関係です。

子どもが自らやりたいことを見つけ、それを行う。藤井聡太さんの場合論理的思考が鍛えられる遊びをしてきたのでしょう。

大人からの抑制や圧力がないため子どもの持つ個性・主体性が伸びるのも頷けます。

何をするか・何をしないか・何を選ぶか・何をやめるかなど選ぶ権利が子どもにもあります。

モンテッソーリ教育はそれを後押しする教育法です。


「個」の時代が来ると本やYouTubeで見かけます。その点でこのモンテッソーリ教育はそのための教育法といっても過言ではありません。

教育法だけでは対処できない問題も数多くあるのは承知の上です。

この教育法が100点満点ではありませんが、生かせることは多いはずです。




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