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あなたはあなたの「表現」をすればいい|盛り上がるコミュニティと自分のスタンス

今回も、いつもとは少し違ったスタンスのnoteです。

色々な意見があり、話題になっているもの。それを見て、お互いにざわつき意見を言い合う。正に、「これぞコミュニティ!」という形で、全体感としては前向きに感じておりつつ、わたしのなかにも、それぞれの言い分に共感するところがあるので、改めて自分自身の伝えたいことも含めて、まとめていきたいと思います。

誰かを貶めたい目的はないので、敢えて元記事の引用などはしません。

ただ、それぞれに共感する部分もあるのと、そもそも、「そういうあなたの立ち位置は?」というのもあると思うので、今回は、灯火としてというよりは、”一人のライターとして”書いていきたいと思います。

・副業で始めたWebライティングを軸に、個人事業主として独立
・改めて会社員になった今も、ライティングのお仕事はやらせてもらっています。
・実績
 大手クレジットカード会社 公式コラム
 大手コンビニエンスストア決済 公式コラム
 化粧品関連の大手協会のSEO講師

私のライティング実績

恐らく、今回の一連の流れは、ライティングに色濃く携わっている方ほど、心のざわめきが大きいのだと思います。


結論:自分の好きなことを書けばいい
ただし、目的は見失わずに

これが、私の結論です。ただ、それだけでは意味が分からないと思うので、一つ一つ、振り返ってみたいと思います。

1.自主開催のnoteコンテスト

そう、今回の話は自主開催のコンテストから始まっています。note公式とのコラボ企画ではないことも大きなポイントです。
論調として、「noteコンテストの在り方」みたいな話にも及ぶことがありますが、今回は自主開催でした。

そのため、開催者側に明確な主導権があり、落選した方にちゃんとその過程を伝えるという真摯な姿勢そのものは、個人的には凄くいいと思いました。
*応募者側の経験値アップや納得感向上という意味で。

2.「意思を削いではならない」

そこで起こったのは、「一方的な価値観を押し付けてはいけないのでは」という主張です。
ちなみに、これはこれでメチャメチャわかります。

確かに、私自身もビジネスブログの仕事でバリバリに改行したり、言い回しを柔らかくし過ぎたりして散々だった経験があります。

また、これも主張のなかにありましたが、Web媒体の掲載先によっても求められるものが大きく異なりますし、雑誌メディアや書籍にするかどうかでもルールもニーズも変わってきます。

そうしたなかで、Webライターが持つ1つの価値観を強制するのはどうか、書こうという気持ちを、一元的な見方で折るのはもったいないというお話でした。

確かにその通りで、そのまま意気消沈して書くことを諦めてしまったり自信をなくしてしまうのはもったいないですし、note全体から見ても望む方向ではないのだと思います。

3.コンテストは誰のため

そこから、大きな波紋を呼んだのが、「コンテントはそんなものでしょ」というお話。
企業の「書いてほしい」ものを書くもので、そこに自由は元から存在しないという見方。これはビジネスライティング経験者であれば、クライアントの要望を聞いた上で記事としてまとめていくわけで、当然の発想です。

他方で、noteは、そうしたガチガチの考え方に疲れたライターが自由に書きたいと思っている場でもあるし、プロでない人も自由に書いていい場ではないかという話ですね。

この延長線で考えると、コンテスト自体がどうしても企業PRの側面を持っているため、コンテストを実施することに価値があるのかという考え方につながります。
これに関しては、個人的な意見もあるのですが、次の章と関わるのでそこでまとめます。

4.あなたは好きなことを書けばいい、ただ、忘れてほしくないこと

ここからは、私の意見です。

その上で、コンテストに応募するもしないも、どんなスタンスで投稿していくのかも、すべてあなたの思うとおりにすればいいと思う、というのが私の考え方です。

一方で、少し上から目線になってしまい強縮ですが、目的や一貫性を失っている方もまた多いと思います。

例えば、「好きなことを好きなように書く」というスタンスなのに、「読んでほしい」や「収益化したい」を急ぐ方。
読んでほしいなら、読まれやすいようにどうすればよいか、そういう記事を出している方もたくさんいらっしゃるので読み漁るか、自分で研究するか、誰かに師事すればいいのではないでしょうか。

でも、「そこまでガチじゃないから」という方もいて、そういうのも全然いいと思うので、でしたら、フォロワー数やスキ数などの指標は一旦置いておいて、自分が届けたい読者ファンになってほしい人にちゃんと届いているのかを考えてみるというのはどうでしょうか。

ライティングでお金を稼ぐのを急ぐなら、クラウドワークスやココナラ等で書いたほうがスキルも上がりますし、お金も稼げます。もちろん、最初は応募しても受からないと思いますが、そこも攻略法はたくさん公開されています。

ファン化を急ぐなら、自分もスキしてコメントして、有料記事も購入したり、その方と話をしてみたりすればいいでしょう。上手く行っている方々はそうした動きを「自分が成功するため」という理由だけではなく、本当に自分が相手の文章が好きとか、もっと話を聞いてみたいなど、前向きな動きでやられています。

そして、もう一つのファン化というか、権威化の手段が、コンテストによる受賞でしょう。そう、わかりやすい実績にはなりますよね。

ここからは、いいカッコばかりしていると、それはそれで自分でズルいと思うので、ちゃんと私自身の葛藤も書きます。
正直、私も目的をよく見失いそうになります

・なんでこんな中身スカスカの記事に、これほどまでにスキがついている
・プロのライターなのに、まだ受賞などわかりやすい実績が出せていない
・有料noteが想定よりも全然売れていない

私の葛藤

しかし、そんなときは、noteを始めた理由や目的に立ち返るようにします。
私は、安易な内容の記事や、安直な収益化が個人的に好きではありません。だから、そうした記事に負けないようにしたいと思っています。

ただ、そうしたものを求める読者の方も多数いらっしゃるわけで、ご自身でそれがやりたくて、ニーズがある人にちゃんと届いているならそれは成立していますし、むしろ、私より上手くいっていて凄い、うらやましい(何が上手くいっているのか研究せねば)というのが本音です。

思い返してみれば、私自身がライターになったのは、自分が「センスがある文章だな、スゴいな」と憧れ、一方で、プロが手掛けたものでも「こんなのが通るなら、自分のほうがもっとうまくできる」という、非常に青臭いものでした。

だからこそ、自分が好きではないやり方で自分よりも数字を稼いでいる方に悔しい気持ちはありますが、自分の目的と届けたい人にちゃんと立ち戻りつつ、もっと自分のつながりたい多くの方に届けるために、今後も試行錯誤を続けていきます。
*そもそも、ライターの方は、「ハックする」考え方やPDCAを回すことが好きなど、マーケティング思考が強い人が多いイメージです。

ちなみに、わたしの場合は、情報や考え方があれば、自分でどんどん実行するような方に一番届けたいと思っています。
また、自分がいいなと思うものを発信し、学びたいことに詳しい方から教えてもらい、最終的には自身のアウトプットに向かって経験値を貯めている状況です。

今回の話に関してのあなたの意見や、あなたがnoteで届けたい人などがあったらぜひ教えてください!
また、私もまだまだ届けたい方や教えてもらいたい方に巡り合えていないと思うので、引き続きnoteの海からあなたを探します!


今回のトップ画像は、編集とコーチングをされている はとださんの画像を使わせていただきました!毎回、記事のイメージに合う画像を一生懸命探しているのですが、これだ!と思った方が、編集とコーチングをされているなんて出来過ぎですね。


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