見出し画像

環境が作品を生む 【詩の展示】


こんにちは こんばんは、星野灯です。
7月ももうすぐ終わりですね。

今月は神戸で小さな詩の個展を開催していました。


個展の様子はこちらから↓



夏に合わせた新しい作品もたくさん登場し、楽しい2日間を過ごすことができました。


今回はそんな個展から得た学びを一つ書いてみようと思います。
それは環境が作品を生むということ。



環境が作品を生む



私は昨年11月の初個展から数えること6回の展示をさせていただきました。
それぞれ会場のオーナーさんとのご縁や繋がりで開催する運びになりました。


正直なところ、約半年間で6回も展示をしていると作品のネタやアイデアも尽きてしまうのでは…という懸念もよぎったこともありますが、今のところその心配はいらない状態です。



なぜなら、会場によって展示したい作品が全く異なるからです。
当然のことながら、会場が違えば、空間の雰囲気や使える什器、展示可能な作品も変わってきます。

特に私の展示の場合、ぬいぐるみや立体物といった机や棚に置く形の作品が多いため、置くことのできる机や棚の種類によって展示物は左右されます。



例えば、3月に大阪で開催した「ポエトリーゴーランド」では縦長の机があったため、中に詩が書かれている白い家を並べ、その奥にメリーゴーランドを配置。
「詩のある街」を作ることができました。


また直近の個展「うつくし~夏にゆらめく~」では会場什器の一つガラステーブルを用いて、「詩の海」を作りました。



次に会場の雰囲気の違い。


初個展の会場は全面真っ白い壁だったので、大きなキャンバスに色を足していくようなイメージで作品を並べていきました。クレヨン画やぬいぐるみが差し色となり、詩を鮮やかに飾ってくれました。


UNKO展も同じ会場でした。この時は白い空間を大きなトイレのように見立て、物を置きすぎず清潔感のある空間になるよう意識していました。


一方、「ポエトリーゴーランド」の会場は元々備え付けられていた什器や内装が洋風でおしゃれな会場だったため、コンセプトを決める段階で洋風な雰囲気の展示にしていこうと考えました。
この会場じゃなかったら、メリーゴーランドを作ろうとはならなかったかも…しれません。



このように会場によって作品や見せ方に違いが出てきます。
私の場合、まず会場を見てからどんな作品が良いかを考えて制作へ進んでいます。

新しい会場に出会うたび、新たな引き出しが生まれていくのが自分でも楽しいです。

今後もいろんな会場で展示をする機会を予定しています。
会場ごとに違った展示になっていくさまを楽しみにしていてくださると嬉しいです。







これまでの展示

2023年11月 詩の個展「街に詩があればいいのに。」
2024年2月 グループ展「凍える夜に想うこと」
2024年3月 詩の個展「ポエトリーゴーランド」
2024年3月 詩の個展「うつくし-春にめばえる-」
2024年6月 詩の展示「UNKO展」
2024年7月 詩の個展「うつくし~夏にゆらめく~ / UNKO展」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?