【新店舗・勝手口】開店のお知らせ【株式会社tachimachi】

暮らしの台所あがりこぐち(2018年3月)

週1居酒屋四畳半(2019年9月)

裏路地レモネードスタンド四畳半(2020年6月)

日本酒スタンドたゆた(2020年9月)

気がつけば、毎年、新店舗をオープンさせたり、リニューアルしたりと
なにかしら新しいお店を作るということをやってきました。
正直、なんでこんなにも場所を作っているのだろう？と自分でも謎なときがあるのですが、まとめると僕は誰かが集まる場所が好きってことなんでしょうね、きっと。

某ウイルスが広まったおかげで、誰かと誰かが会うことが少し億劫な社会が幕明けてしまいました。（はやく幕引け、ばかやろう）
それは僕たちの集う場所にも大きく影響を与え、一時期はその場所の存続の危機にまで発展しました。

誰も集まらない場所を守り続けて、なにになるんだろうか。
誰もいない場所で、誰かを待つことに意味があるのだろうか。

そんなことを2020年は考え続けていました。

考え続けた結果。

結局、誰かがそこにいないと、見ず知らずの誰かと誰かが出会うという瞬間は現れないから、僕たちはそこに存在しつづけるんだ。

という謎理論に達しました。

そんなこんなの謎理論で、謎にやる気が出て、謎に頑張りまくった結果。
すべてのお店がなんとか存続しました。

そうやって頑張りまくってたら気づいたんですよね？

「あれ、なんでこんな楽しいことを僕だけがやってるんだろう」

ってことに。

もう、いろいろと一周回ってしまってしまったんですね。
なんとなく察してください。

正直、こんな楽しい遊び場ないんですよ。
なんか美味しい飲み物があって
なんかいい感じのおつまみがあって
いい感じにいい雰囲気にしてくれる音楽流れてて
ようわからんテーマでカウンターで語ってる人たちがいて。

いや、まじで意味わからんくらい楽しいんですよ。
これ、やってる人しかわからないやつですが
でも、このカルチャーというか、バイブスというか
そういった肌で感じるものを共感していただけたら嬉しいです。
たぶん、伝わりきらないと思うんだな〜、これ。
僕もあんまりわかってねーもん、言葉では。

だから、遊び場を解放することにしました。
この言葉では伝わらない感覚が
もっと伝わるように。

もっと、遊び場はもっとあっていいんだ。
もっと、サブカルチャーでいいんだ。
そんな遊び場で遊びたいという感覚を持っている人たちが
カウンターに立ち、

自由に気ままに。

まるで、近所の仲のいい人の家の「勝手口」から入って

ちょいと小話するように。

そんな場所が
この世の中に、存在していい。

立ち呑みスタンド勝手口、はじまります

立ち飲みスタンド勝手口という、僕ではなく、誰かしらがランダムで店長としてカウンターにいる立ち飲み屋です。
（もちろん、店長をしていただく方は誰もがではなく一定の条件あります）

場所は「日本酒スタンドたゆた」の跡地です。

1人の大学生の挑戦が始まったお店のあとで
また、小さなスタートをしていく人たちが集まる。
小さな灯火の数を、あの場所でまた増やしていこうと思います。

とりあえず、酒と柿ピーはあります。
それ以外は今んところ決まっていません。
でも、大丈夫な自信があります。
裏路地の週1居酒屋がそれでなんとかなったので（震）

4月27日ごろから
初回営業をスタートさせる予定です。
ぶっちゃけ、やる人はほとんど決まってないので
7月くらいまでやっていない日のほうが多い可能性が大きいのですが
それでも僕はやってみようと思います。

今、この時代だからこそ
誰かと誰かが出会うという場所を枯らしてはならないと思うから。

さぁ、みんな

新しい場所で

静かに

そして

盛大に