総裁選を観ていて


河野太郎候補が唐突に年金制度改革のことを言い出している。具体的数値に基づかず、ただ危機感を煽っているように感じる。

今後インフレが進んだ時にこの国民年金給付水準で持つのか?というのは素晴らしい視点だと思うし、生活保護と基礎年金受給者のバランスも考慮に入れた議論は引き続き進めて欲しい。

ただ、現在のところ株価が安定的に推移しており、デフレ下にあるなかマクロ経済スライドがしばらく実施されていないなか現役世代の給付は一定守られているため、将来の受給世代の所得代替率が大幅に下がるというエビデンスをもとにそのような主張をしているはず(と信じたい)

であれば、現在の制度のどこが問題か?そういった根拠をもとに議論を進めないと非常に危険なこと。
課題山積な現在、説明能力と実行力を売りとする河野太郎氏にはこの点をぜひ説明して欲しい

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