病気と向き合っているあなたが自分らしく生きるを一緒に見つける「Tomopiia」

Tomopiia(トモピィア)は、がんに罹患した方々に担当の看護師が『対話』を通して『…

病気と向き合っているあなたが自分らしく生きるを一緒に見つける「Tomopiia」

Tomopiia(トモピィア)は、がんに罹患した方々に担当の看護師が『対話』を通して『ほっと』する時間を提供し、日々の療養生活の質(QOL)向上の一助となるようサポートするサービスです。私たちがサービスを始めた想いや、実際にご利用いただいたユーザーさんからの声をご紹介します。

マガジン

最近の記事

【ユーザーさんの声】いつでもどこでも、すぐに繋がれる安心感。Tomopiiaは私のお守り代わりでした

実際にTomopiiaを利用してくださった方の声を集めた「ユーザーさんの声」企画。今回は、看護師としてお仕事をされてきた、50代女性・Yさんにお話を伺いました。 がんと診断されてから半年ほど経った頃に、Tomopiiaを知ったというYさん。気持ちも落ち着いていた時期だったものの、何でも話せる相手がいること、看護師といつでもつながっていられるという安心感から、お守りのようなサービスだったと振り返ってくれました。 スマホアプリを使った看護師との対話サービス「Tomopiia」

    • 【イベントレポート(後編)】~がんになっても誰もが自分らしく働ける社会を目指して~「がんとともに働く」ために大切なこと

      働きながら治療をする病気へと変化してきているがん。 予期せぬライフイベントに直面することで、人は仕事と治療(療養)の両立についてどのような悩みや不安を抱えているのでしょうか? 前回に続いて、一般社団法人がんと働く応援団 理事の廣田さんをお招きし、「がんとともに働く」をテーマに開催しましたイベントの後編をレポートいたします。(前編はこちら) 後編では、がんサバイバーでもありTomopiia(トモピィア)の対話体験者でもあるゲストKenさんも交え、Tomopiiaの十枝内、

      • 【イベントレポート(前編)】~がんになっても誰もが自分らしく働ける社会を目指して~「がんとともに働く」ために大切なこと

        働きながら治療をする病気へと変化してきているがん。 予期せぬライフイベントに直面することで、人は仕事と治療(療養)の両立についてどのような悩みや不安を抱えているのでしょうか? 今回私たちは、一般社団法人がんと働く応援団 理事の廣田さんをお招きし、「がんとともに働く」をテーマに対話を進めました。看護師とがん罹患者さんの対話サービスを提供する、TomopiiaのCNO(Chief  Nursing Officer)の十枝内(としない)がイベントの進行を務めました。 今回は初

        • 【対談】がん専門の精神科医が語る──誰かに相談したくてもできない人ほどTomopiiaの存在を知ってほしい

          Tomopiia(トモピィア)は、がんで不安や悩みを抱える方が看護師と個別対話できるサービスです。不安や孤独を解消する一助になるべく、日々活動を続けています。 今回お越しいただいたのは腫瘍精神科医の清水先生。がん患者とその家族4,000人以上と対話をしてきたご経歴があり、Tomopiiaが「SNS看護」という新たな領域でのチャレンジを進める中で、これまで数多くのアドバイスをくださりました。本記事では、がんを抱える方の悩みと対処法について、看護師の統括を務める十枝内綾乃より清水

        【ユーザーさんの声】いつでもどこでも、すぐに繋がれる安心感。Tomopiiaは私のお守り代わりでした

        マガジン

        • インタビュー
          病気と向き合っているあなたが自分らしく生きるを一緒に見つける「Tomopiia」

        記事

          【対話看護師の想い】心身共にある苦痛や先の見えない不安。その気持ちをどうか抱え込まないでほしい

          Tomopiiaは、がんと共に生きる皆さんと看護師との「LINEを活用した対話サービス」を提供しています。チャットに込めた1通1通のメッセージを大切に、利用してくださる方々の不安や孤独を少しでも解消できたらと考えています。   今回の記事では、対話看護師として活動するTomopiiaのメンバーをご紹介。どのような経緯で看護の道を歩むようになり、なぜ対話看護師としての活動を始めたのか。   その想いをインタビューで聞かせていただきました。 両親の入院がきっかけで、看護に興味が

          【対話看護師の想い】心身共にある苦痛や先の見えない不安。その気持ちをどうか抱え込まないでほしい

          がんと共に生きる、ありのままの自分でいられる「対話の時間」にTomopiiaの価値がある

          がんの患者さんと看護師とのLINEを活用した対話サービスとして、2021年にTomopiia(トモピィア)はプロジェクトを開始しました。今回ご紹介する十枝内綾乃は現在、Chief Nursing Officerとして看護師を統括する立場にあります。 今回のインタビューでは、十枝内さんの参画の背景のほか、本事業を通して伝えたい想いなどを語ってもらいました。 「あなたと出会えて良かった…」患者さんからの言葉が看護師としてのやりがいに──まずは、これまでの経歴について教えてくだ

          がんと共に生きる、ありのままの自分でいられる「対話の時間」にTomopiiaの価値がある

          SNSカウンセリングの専門家と対談──遠慮なく思いを話せる関係性が不安・孤独を解消する

          Tomopiia(トモピィア)は、がんで不安や悩みを抱える方が看護師と個別対話できるサービスです。不安や孤独を解消する一助になるべく、日々活動を続けています。 今回お越しいただいたのは、SNSカウンセリング及び心理療法の専門家である宮田先生。Tomopiiaが「SNS看護」という新たな領域でのチャレンジを進める中で、これまで数多くのアドバイスをくださりました。 本記事では看護師の統括を務める十枝内綾乃が、「看護師がSNSをつかった対話でサポートすることの意義」について宮田

          SNSカウンセリングの専門家と対談──遠慮なく思いを話せる関係性が不安・孤独を解消する

          【ユーザーさんの声】不安をいつでも打ち明けられる場所がある。私は何度も救われた。

          実際にTomopiiaを利用してくださった方の声を集めた「ユーザーさんの声」企画。今回は、がんの治療も終わり、現在は経過観察中の50代女性にお話を伺いました。 日中は仕事に向かうなど、日常生活を取り戻しつつありますが、時折どうしようもない不安に襲われることがあるといいます。 LINEを活用した看護師との対話サービス「Tomopiia」をどのような想いで使い始め、利用後にはどのような感想を抱いたのか。率直なお気持ちを聞かせていただきました。 お互いに匿名の状態で、看護師と

          【ユーザーさんの声】不安をいつでも打ち明けられる場所がある。私は何度も救われた。

          患者と看護師の対話サービス「Tomopiia」が描く医療の未来

          がんと共に生きる方の「不安」や「孤独」を解消する対話サービス「Tomopiia(トモピィア)」は、三井物産グループの新ビジネス創出に命を吹き込むベンチャースタジオ「Moon Creative Lab」から生まれたプロジェクトであり、2023年内の事業化を目指しています。今回はTomopiiaの事業を社内から起案した重村潤一朗に、インタビューを実施しました。 患者とナースを「対話」でつなぐプラットフォームーーTomopiiaの事業立ち上げの具体的な背景を含め、自己紹介をお願い

          患者と看護師の対話サービス「Tomopiia」が描く医療の未来

          Tomopiiaナースのひとりごと

          今回は「春の日」のような優しい温かさを感じさせてくれる本の紹介をさせていただきます。  著者の清水研先生は、腫瘍精神科医という、がん専門の精神科医で、4,000人以上のがん患者およびその家族との対話経験を持っておられます。そして現在は、がん研究会有明病院の腫瘍精神科部長でいらっしゃいます。  多くの方が、ご自身またはご家族が「がん」に罹患されると、さまざまな不安感に包まれてしまうことと思います。そんなときに、専門の医師のカウンセリングを受けることができたらとてもありがたいで

          がん治療で発症するリンパ浮腫とは(2)〜患者さんの心と身体のバランスを整えるリンパ浮腫ケア

          前回は、リンパ浮腫についての基本的なお話をしました。 今回は、私がリンパ浮腫ケアで出会ったある患者さんについてお話ししますね。 がんに罹患された方の中でも、リンパ浮腫を患われ、リンパ浮腫ドレナージやアロマトリートメントケアを受けられる方の割合はそう多くありません。それでも、1年の間には沢山の患者さんと巡り合います。 リンパ浮腫は、腕や足の片側だけ大きく変化したり、洋服など着るものにも制限が出たりと、外見の変化を伴うことが多くあります。そして、難治性であるため、一生付き合っ

          がん治療で発症するリンパ浮腫とは(2)〜患者さんの心と身体のバランスを整えるリンパ浮腫ケア

          がん治療で発症するリンパ浮腫とは?〜リンパ浮腫専門看護師が初期症状やケアの注意点を紹介

          はじめまして、私は看護専門外来のリンパ浮腫外来や浮腫ケアサロンで、リンパ浮腫専門看護師として働いており、メディカルアロマセラピストインストラクターの資格を持ち、がん患者さんの心のケアやリンパ浮腫でお悩みの方々に毎日対応させていただいています。 今回は、リンパ浮腫についてお話しさせていただきますね。 そもそも『リンパ浮腫』とは、どういうものなのでしょうか? まず身体にはリンパ節というものがあります。これは体全体にある免疫器官の1つで、全身の組織から集まったリンパ液が流れるリ

          がん治療で発症するリンパ浮腫とは?〜リンパ浮腫専門看護師が初期症状やケアの注意点を紹介

          気軽に話せる「居場所」が、がんとともに生きる人の心をラクにする

          「がん罹患者に必要なのは、気兼ねなく話ができる居場所です」。そうはっきりと話すのは2015年に前立腺がんを告知された齋藤浩哉さんです。齋藤さんは同じがんを持った人と話し合う場を求めて、ついに「前立腺がん患者会PSA北海道」を立ち上げるまでに至った人。今ではその活動は全国にまで広がっています。その原動力は。そして“居場所”を見つけるには。齋藤さんの言葉には、今より少しラクになるヒントがありました。 同じがんを持つ人と話すだけで心が安らいだ 前立腺がんは高齢者に多く、とくに6

          気軽に話せる「居場所」が、がんとともに生きる人の心をラクにする

          がん治療の状況をオープンに伝えることが復職への第一歩

          調査によると、がん罹患者の約3人に1人は20代から60代でがんに罹患し、仕事を持ちながら通院していると言われています※1。会社員として勤める傍ら、一般社団法人がんチャレンジャーの代表理事としても活動する花木裕介さんもその1人。今回はそんな花木さんに治療中の心境や、復職の際に意識していたこと、そして現在の状況まで、「仕事」をテーマにたっぷりお話をいただきました。 ※1 参照:厚生労働省ホームページ がん対策情報「仕事と治療の両立支援」 -------------------

          がん治療の状況をオープンに伝えることが復職への第一歩

          Tomopiiaナースのひとりごと『傾聴』とはなにか~心の声に耳を傾けて~

          私が腎臓内科に勤めていた時の出来事です。 山田さん(仮名)は60代の女性、糖尿病性腎症で入院して来られました。 入院時の山田さんは腎不全が進行し、全身の浮腫と尿毒症(腎不全の末期で老廃物が排せつできないことで老廃物が身体に残ってしまう状態)による吐き気、食欲不振がある上に、数年前に糖尿病性網膜症で両眼とも失明していたため、一人で歩くこともままならない状況でした。ご自身の腎臓はほとんど機能しておらず、早々に人工透析をしなければ命にかかわる状況であることはすぐにわかりました。

          Tomopiiaナースのひとりごと『傾聴』とはなにか~心の声に耳を傾けて~

          Tomoppiaナースのひとりごと~Tomopiiaの『対話』の価値~

          Tomopiiaの対話サービスは、ちょっとユニークなサービスです。 医療サービスでもなく、カウンセリングとも違う・・・。『がん患者さんに本当に求められているサービスなのだろうか?』と、私の中で明確な答えは出ていません。そんな『Tomopiiaの価値』について今回はお話ししようと思います。 対話ナースがユーザーさんにできることは何か?そんなことはあまり考えず、人としての出逢いを大切にし、文章を通じてではありますが、そのユーザーさんとともに時間を過ごすことが出来たらと私は思って

          Tomoppiaナースのひとりごと~Tomopiiaの『対話』の価値~