「プラットフォームの教科書」を読んだ

2020年、一冊目の読書はこちらです。​

今通っている経営大学院の講師からおすすめいただいた書籍で、経営戦略の文脈で紹介いただいたものです。

今携わっている事業の現在の形態はプラットフォームビジネスとは程遠い、と感じておりまして。。
ただし、中小企業のプラットフォームになり得るのではないか?と考えています。この本を読むまで考えていました。

それまでプラットフォームの定義もあいまいで感覚的にしかとらえていなかったのですが、本書を読むことで大まかにもプラットフォームへの理解が進みました。

そして、再度抱えていた問いに立ち返ると…。
思っていたより、いろんなハードルがありそうだ、という当たり前の結論にたどり着いた。(笑)

まあ、問いの立て方によって結論はさまざまでしょうが、エコシムテムの構築が難題だと感じます。
とくに「世界観の共有・浸透」はほんむずですね。

既存のビジネスモデルがあるために、現時点で利害関係者の中での「見方」は無意識に定まっていそうですよね。
それを覆し、(もしくはより強烈に推進させる?)共通の世界観を持つには如何にすべきか?
新たな事業、コンテンツとして一から始めるのがよいのか?などなど考え始めたら止まりません。

従来のビジネスは「VC構造」で、プラットフォームビジネスは「レイヤー構造」となっているそうです。
一番の違いが、VC構造の顧客接点は一番川下の部門だけなのに対して、レイヤー構造は、レイヤーがそれぞれ顧客との接点がある、ということだそうです。

VC構造で川下しか接点持っていない(顧客の担当者しか接点持たない)といのはもったいないなあ、と感じる部分はあります。

その観点だと、「プラットフォーム」よりも「コミュニティ」のほうがしっくりくるなあと、これ書いてて一応の解にたどり着きました。(笑)



この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?