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心の余裕と人との距離感

こんにちは

金曜日は授業が午後からのオンラインなので、ゆっくり起きて丁寧に朝ごはんを作って、小さな幸せを噛み締めています。

パリに来てからの私は、小さな子供に戻ったように新しいことの連続で、手探りの毎日です。ひとつひとつ立ち止まって考えていたら追いつけないようなことばかりなので、最近は流れに任せて生きてみるのも楽しいかもしれないと思ったりしています。

初めての大学生活に新しい友達。パリに住む日本人との出会いは毎回刺激的で、人生の先輩たちからフランスで生きていくためのアドバイスをもらうこともあって、学びの多い毎日です。

これまでの私は、人との距離の取り方がわからず、近付いて傷つくのが怖くて心を開けずにいました。人にどう思われるかばかりを気にして、自分のやりたいことが何かもよくわからなくなっていました。

自分の弱いところに踏み込まれるのを恐れて、自分を強く見せようとして人を傷つけたりすることもあって、私は長い間人付き合いが苦手だと思っていました。

でもパリに来て新しい人たちと出会って、気が付けば私は素敵な人たちに囲まれていました。日本にいる私の友達も、こんなに離れているのに私のことを気にかけて応援してくれます。

この間まで一緒に住んでいた日本人のマダムに、「あなたは人と距離を取るのが上手いからこれからどこに行っても大丈夫よ」と言われて初めて、自分が人とコミュニケーションを取ることができるようになってきたんだ、と感じることができて嬉しくなりました。

パリにいるとそれぞれが自分のやりたいことを自由にしているように見えて、私も少し強くなった気持ちになれます。自分の心に余裕が生まれると不思議と他人の目は気にならなくなってきて、自分の心に焦点を当てられるようになってきます。

自分が今、何がしたくて、誰といたいのか、自分の心で思っていることをそのまま感じて行動するのは、簡単なようでとても難しい作業です。
私はこれができるようになりたくて、これまでずっと、今何がしたくて、何をするべきか、を考えてきました。そして考えれば考えるほど、自分というものがわからなくなって、そこに他人を入れる余裕なんて無くなっていました。

しかし気が付けば、自然と自分がやりたいこと、やってみたいことができるようになっていて、やりたいことというのは、頭で考えて探すものではなかったのかもしれないと思いました。

生きている中で、心の惹かれるものに出会って、それに恐れずに近づいていくことができたら、自分の周りは素敵なもので溢れるんじゃないかと思います。

人と話す時も、相手を判断したり、どう思われるかを想像する前に、自分が話したいことを素直に話すことができるような、そんな人になりたいと思いました。

tomo

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