線維筋痛症と慢性炎症を抑える食事

線維筋痛症と慢性炎症を抑える食事

線維筋痛症は、全身の痛みが主な症状で全人口の2%が罹患するといわれている疾患で、痛み以外にも、倦怠感、睡眠障害、消化不良など多彩な症状があり、QOLを著しく低くし、社会的活動が困難になることも多い。若い女性に多く、原因も不明ののことが多いが、ストレスなどが背景にある慢性炎症疾患として考えられている。抗うつ薬など内服療法と合わせて、生活を見直すなどの非医学的介入も症状の改善に期待されている。

ヨガや運動、鍼治療やマッサージ、十分な休養、過度の疲労、ストレスを避けるなどが重要になるが、食事も注目したい生活習慣の一つである。

食事と線維筋痛症の改善に関する論文が散見されたので下に載せた。線維筋痛症と特定の食事療法との関連は示されていないが、グルテンフリー食、低カロリー食、生のベジタリアン食、または低FODMAP食などは、症状の改善に一定の効果はありそうだ。まだ、研究数も、患者被験者数も少なくこれからさらなる報告が待たれるところである。

線維筋痛症の背景に慢性炎症が指摘されており、食事により腸内環境が改善し、慢性炎症状態が改善することから、食事により線維筋痛症が改善されることは、明白と思われるが、意外と認識されてきていない。


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医師歴26年です。専門分野はペインクリニックですが、漢方、分子栄養学、アンチエイジング、統合医療などに興味があります。娘のカナダ留学の記事もあります。