モノゴトの終わりとはじまり。向き合う術を持っていますか
モノゴトの終わりとはじまりに、私たちはどうやって向き合っていけばいいんだろう? ずっとあるはずと思っていたコトの喪失、そばにいてくれていたヒトが離れてゆく足音、期待に答えられなかった絶望、もっと続けていきたかったという未練。そして次に始まる新しい未来と、突然目の前に現れてしまった空白との折り合い。
みんながみんな、こんな気持ちを乗り越えてきたのだとしたら。私はやっぱりみんなを尊敬してしまう。甘ったれて、文句を言って、いやだいやだと言いながらそれでも前に進みたいのと。言い続けた3年は、私にとってすごくすごく大きくて。
逃げたかったの。ずっとずっと、もう消えてなくなってしまえばいいと思っていた。だって誰にも求められていないんだもの。意味なんてないし、必要じゃないなら辛いだけ。
泣いてもいいよと言われたって、泣いたところで何が流れていくんだろう。私の気持ちはどこにもなくて。掴めないならいないのと同じ。触れられないなら、この世界のどこかで生きてくれているだけでいいなんて。思えないよ。思えなかった。
たくさんの喪失と出会いを繰り返して、ヒトはもしかしたら生きていくのか。だとしたら生きることはなんて切なくて苦しいことなの。みんながみんな、こんな気持ちを乗り越えたりしているの。
進め、なんて気軽に言えない。ただそこに佇むだけで、こんなに大変だとは知らなかったの。現状維持は停滞だと思ってた。20代はただがむしゃらに。どうしてこの1年はこんなに失ったり、手に入れたり、出会ったり、離れたりしたんだろう。
もう一度また大きなものを手放さなくてはいけないのか。決めたのは私。望んだのも私。間違ったとも思ってない。これから間違えるとも思ってない。ただ怖いだけ。またあの空白が目の前にくるのが怖いだけ。作っていかなきゃ。埋めていかなきゃ。強迫観念はないけれど、「埋めたい」その気持ちじゃなきゃ明るい未来なんてやってこない。
ただのマリッジブルー。結婚したいしたいと言ったって、あの前の夜、どうしてだか「やっぱりやめよ」と叫んでみたくなるのと同じ。乗り越えなさい、乗り越えなさいと私は思う。みんなも知ってる。私も知ってる。
ただただ、涙といっしょにことばがあふれてきただけ。綴れば消える。過去になるから。たまにはそれを、読んでもらってもいいかしら。
失い、手に入れ、また増やし。形を変えて、人生は進んでいく。比べないで、目指さないで。あなたはあなた。私も私。知っているけど、けれどそれでも。
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